小塚くんの最後の滑りを見るためにSOI東京公演に行ってきました。
小塚崇彦さんが涙のラスト演技「ああ終わった」
日刊スポーツ 4月17日(日)22時19分配信
フィギュアスケート男子で、今季限りで現役引退した小塚崇彦さん(27)が17日、東京・国立代々木競技場で行われた「スターズ・オン・アイス東京公演」の最終日に出演し、ファンに別れを告げた。
坂本龍一作曲の「エピローグ」に合わせ美しい滑りを披露。1万人を超える観客に次のようにあいさつした。
小塚 本当に大変お世話になっております。トヨタ自動車所属からトヨタ自動車の小塚崇彦になりました。本当に23年間、ありがとうございました。本当に楽しいスケート人生を歩めました。そして何より、ここに一緒にいてくれるみんなと同じ時代を過ごせたのが本当にいい思い出になりました。ありがとうございました。先生もそうですし、両親もそうですし、何よりもファンの皆様がこれだけ応援してくれたのでここまで続けてこられたと思います。これからは皆さんと一緒に、一ファンとしてフィギュアスケートを応援していきたいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました
終演後も、あらためて引退の日を迎えた思いを語った。
小塚 どこまでいっても緊張するんだなというのが正直な気持ち。緊張しながら滑って、終わって、終わったときは「ああ終わった」と息が抜けて、ふっときたものがあったが、それ以上にお辞儀して頭を上げた瞬間にたくさんのファンの人たちが拍手をしてくれたので、それでうるっときた。そんなに泣く方ではなかったですが、最近年も取って涙もろくなったのか、本当にこれで終わりなんだなと…。すごく気持ち良く滑ることができて良かったです。
小塚崇彦が涙のラストダンス…最後は佐藤コーチとの“儀式”で新たな人生へ
デイリースポーツ 4月18日(月)5時0分配信
フィギュアスケート男子のバンクーバー五輪代表で、今季限りでの引退を発表した小塚崇彦(27)=トヨタ自動車=が17日、都内で行われたアイスショー「スターズ・オン・アイス」の東京公演に出演し、現役“ラストダンス”を舞った。
最後の演目は、坂本龍一の「エピローグ」。白いシャツ、黒のパンツ姿でしっとりと滑りきった小塚は、スタンディングオベーションを受けると、こみ上げるものを抑えきれず、目頭を押さえた。
浅田真央、高橋大輔、織田信成、鈴木明子、村上佳菜子ら同じ時代を戦ってきた仲間たちに見守られながら、マイクの前にたった小塚は「本当に楽しいスケート人生を歩めました。そして何より、ここに一緒にいてくれるみんなと同じ時代を過ごせたのは本当にいい思い出になりました。これからは皆さんと一緒に、一ファンとしてフィギュアスケートを応援していきたいと思います」と、最後のあいさつ。その後、選手生活を支えてくれた佐藤信夫、久美子コーチが登場。いつもの演技前のように、信夫コーチから背中をポンと叩かれる儀式で、新たな人生へと送り出された。
今後はトヨタ自動車の社員となり、スポーツ関連の仕事に専念する。氷上を下りた小塚は、信夫コーチとの“儀式”に「『これから社会人として頑張ってらっしゃい』と、いつものように送り出していってくれた…頑張っていこうと思います」と、涙ぐみながら言葉をつづった。そして、将来に向けて「まずはゼロからですけど、しっかり頑張っていきます」と、新たな人生を見つめた。