PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



リドリー・スコットの『ハウス・オブ・グッチ』観てきました。パチパチ!
登場人物たちは基本的に酒を飲んでいるかタバコを吸っているか、エスプレッソを飲んでいるかで、、、イタリアのお金持ちってあんな感じ(^^;)?
実際のお家騒動と殺人事件をよく知らないので、どこまでが事実でどこからが脚色なのかよく分からず、、、、



とりあえず、トラやオオカミより、やっぱり怖いのは人間だよなあと。




以下、ネタバレあり(反転させて読んでくださいまし)




157分間、山場とかアクションシーンとか全く無いのですが、不思議と全く飽きず、あっという間でした。往年の名曲が随所に使われていて楽しいのと、やはりファッションの妙でしょう。出演者の服や小物を観ているだけでワクワクしました。それにしてもさすがリドリー・スコット。豪華キャストです。知性と教養はあるけど、経営能力や人を見る目が無いボンボンのマウリツィオ・グッチをカイロ・レ、、、、じゃなくて、アダム・ドライバーが見事に演じていました。
“売り家と唐様で書く三代目”
彼はこの川柳を地で行く三代目だったようですね、、、、(カルパッチョを投げちゃいかんよっ)。古典落語の『明烏』じゃないけど、根っからの石部金吉だった訳ではなく、単なる世間知らずだったので、一度はまると、そのまま女性関係で身を滅ぼしていくという、、、あ、そういう映画じゃないですね(^^;)

興味深かったのは妻のパトリツィアが傾倒し、マウリツィオ殺害を示唆するのが占い師であるということ。トップの人間は孤独だ、というのは分かるのですが、なぜあんなにもあっさり占い師や霊能者の姿をした詐話師にコントロールされていってしまうのか。娘のアレッサンドラがかわいそうだったなー。
感想として持ったのは、やはりみな「収まるところに収まっていく」ということ。実力以下の場所や肩書は不幸だが、実力以上もまた不幸。それぞれの行くべきところへ行き、適正なラベルに貼り替えられたんだなと。


追伸
それにしても、この映画でも、日本人がこき下ろされているようで、悲しかった。もはや日本人はグッチの顧客(気を使うべきお金持ち)ではなく、あざ笑うためのモチーフでしかなくなったということでしょうか。





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