映画ドラえもん『のび太の結婚前夜』で、のび太はしずかちゃんが落としたイヤリングを必死で探します。そして泥だらけになりながら「きっと、君を幸せにしてみせる!」と、しずかちゃんへ宣言するのでした。パチパチ!
マニア絶賛のシーンですが、実はセリフだけでいえば、恋人の間で昨日も今日も明日も明後日も、古今東西毎日繰り返されているものです。
「きっと、君を幸せにしてみせる!」
、、、、、でも実際には、幸せにできなかったり、そもそも結婚すらしなかったり。
いや、それらも仕方ないことだと思いますが、そもそものび太の思う、しずかちゃんの幸せってなんだったんでしょうね。
ドラえもん放映時代の男が思う幸せって、まだまだ「物」だったように思えます。感動的なプロポーズ、思わず息をのむ厳粛な結婚の儀、華やかな披露宴!
あの頃は「ボク、育くメン(イクメン)です!子育てを手伝ってます。ふふん!」なんて「アルバイトだけど遅刻しません。えへん」程度のことを、さもエラソーに宣うお父さんがホントにいたんですよ。今の世なら袋叩きですね。もちろん、私も含め(^^;)。
結婚して郊外に一戸建ての家を建て、大きな会社でそれなりに出世し、子どもを育て、定年で退職し、孫を愛でる、、、、
「そんな俺の幸せは、きっと君の幸せだろう」
という考え方がなんとかまかり通っていた時代がありました。
では、令和の時代の夫婦や家族の幸せってなんなのか?
いつの時代も「分からない。だけど分かりたい」という気持ちに集約されると私は思っています。
明日の『円東寺お寺ヨーガ』での話材にしようかなと。密にならない程度にぜひ。
写真~
オクラの花が咲いた!ハイビスカスと同じ仲間だけあって花もそっくり。それでいて実が食べられるなんて。じゅるっ(^^)

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