定型の住職感

昨夜は寺ネット・サンガの総会でした。パチパチ！
何だかんだと設立から10年もたったんですねー。宗教者と一般の方々が、命や、生きること、死ぬことを本気で語り合える、それでいて笑いの絶えない空間です。いろいろな宗派の僧侶だけでなく、神主さんや神父さん牧師さんも、いらっしゃいます。どうぞ、お気軽にご参加を！


東京駅からも歩いてすぐの、日本橋のオフィスビルが通常会場となります。
総会の後は、新企画『心のマッサージ』でした。
昨夜は高野山真言宗興徳寺の住職、青木隆興さんと弟さんによる、声明ライブ、そして、自分で塗り絵した阿字観本尊を用いての瞑想。


久しぶりに塗り絵をしましたが、意外と楽しかったです（＾＾）

先日、『自死・自殺に向き合う僧侶の会』メーリングで、文芸の世界で、自死するのは作家が最も多く、次は詩人。歌人俳人が極端に少ないのはなぜか？ということが少し話題になりました。元々は新聞のコラム記事からの話題なのですが、そのコラムでは、俳句の場合、「17文字という、定型の充足感」があるのではないか、という論を紹介していて、何となく腑に落ちました。塗り絵もきっとそんな効果があるよなーと。


TBSプレバト！！の影響で、俳句ブームが起きつつあるようです。俳句でも塗り絵でもなんでも、「定型の充足感」をヒントにして、苦しんでいる方に何かを提案できたら。もちろん、「写経のつどい」も、その一つだと思いますけど。