PRINCOの今日のパチパチ
Sidosso Princoちゃんの思わず拍手パチパチ記録
 



昨夜、『アメリカン・スナイパー』観に行きました。パチパチ!
だって、TOHOシネマズでauスマートパスがあれば、2日か22日が月曜日と重なるとポップコーンにドリンクもついて大人900円なんですよー!うぇーい!
こりゃあ、なんか観にいかなきゃって話をわいわいとしてたんです。やっぱり『アメリカン・スナイパー』がいいかなー」と言ったら、ずっと年上の方(仕事を定年で退職し、映画ばかり観ている優雅な人)が、

「『アメリカン・スナイパー』は別におもしろくもなんともなかったな。まあ、戦争の映画だよ。今だったら、『慎む人』の方が絶対にお勧めだね」
「ツツシムヒト?」
「あれ?増○さん知らないの?つつしむ人、結構、話題作だよ。いやあよかったね。石田ゆり子が、、、」
「石田ゆり子?それって、、、、悼む人(いたむひと)じゃないっすか(^^;)?」

という訳で、この方の意見はそれほど参考にしなくてもいいと分かり、安心して観に行きました(^^)


さて、イラク戦争で英雄と言われながら、戦場(なんと4回も行っている)で死線をかいくぐって精神を病んでいく実在の主人公の話なんですが、戦闘シーンやカウンセリングを受ける場面など本当によくできています。ブラッドリー・クーパーの演技力の無さが云々とも聞きましたが、全然そんなこと感じませんでした。
戦場から帰国後、まっすぐに家に帰らないシーンは『ディアハンター』のロバート・デ・ニーロを思い出しました。あの映画は子どもの頃、観たせいもあり、戦争映画で兵士が精神を病んでいくというと真っ先に思い出します。現在アメリカでは毎日20人近くの元兵士が自ら命を絶っており、アフガ二スタンとイラクで戦死した数より、帰還後の自死者数の方が多いとも言われています。それはベトナム戦争を扱った『ディア・ハンター』でも既に描かれていたことです。ロシアンルーレット、怖かったな…。


以下、『アメリカン・スナイパー』のネタバレ有。反転させて読んでください。

細かいけど気になったのが、、、、出てくる赤ちゃんが全部人形なんですよ。これがアメリカの正義なんだなーと。虐待になるから本物の赤ちゃんを映画の撮影には出さないんでしょうね。
多くの仲間を救ったアメリカの英雄が、同じアメリカの元軍人に殺されるという、なんとも重いテーマを与えられたラストでした。事実ですけどね…。
エンドロールが無音というのは秀逸でした。始まる前にぎゃーぎゃー騒いでいた高校生軍団も、きゃぴきゃぴと姦しかった女子大生も、みんな無言で館内を出ましたもん。クリントイーストウッドの意図するところ(俺は与えた、あとはあなたが今考えろということ?)はうまくいったのではないかと。



写真~
境内の河津桜の若木から芽が。花が咲くにはあと2,3年はかかるのかなー。


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