日本の八月。空はぎらぎらと青く、あたりには死者たちの霊が立ちこもめます。
グアム、ワイキキの海岸をめざす人、海外旅行に参加できない人は、帰省という伝統行事に参加します。この時期は東京などの都会は四、五日間は静か街になることでしょう。
故人の霊を迎えて、ご馳走でもてなし、それから安らかにあの世に帰ってもらい、そして生きてる私たちはこの世の営みに立ち戻ります。
私たち、日本人は八月を死者の月にしてます。お盆という風習がありますが、それだけではありません。 六日、つぎに九日、最後に十五日、つまり広島、長崎そして敗戦の日です。大きな犠牲を払いました。
それに近年では十二日、日本航空123便墜落事故、亡くなられた方の数は日本国内で発生した航空機事故では2011年8月の時点で最多であり、単独機の航空事故でも世界最多の520名でした。これには「胎児1名を含むと521名」と、注釈が付いています。
偶然なのか、それとも私たち日本人の宿命のでしょうか。灼つく暑さの八月は嫌悪なしにも私たちの心に住み着いてる、そんな感じがしてなりません。
将来に向け子供や孫たちの住む世界が平和であることを望みます。
第93回の高校野球も真っ最中、正午の黙祷に今年は東北震災で犠牲になられた人々の思いも込められるでしょう。
8月のお盆、長い歴史に多くの心が込められていると思います。