種山壮(shuzanso)NY

ラスベガス編

システム障害 - アメリカのある一企業の問題

2011年05月22日 | 徒然

この一週間、仕事の業務遂行に使ってるシステムに障害が発生して大変な思いをしました。

 

端末を操作するだけでの仕事に慣れてしまっていて、システムが止まったとたん仕事ができなくなりました。まったく仕事のやり方が違ってきました。

 

電話でのやり取り、書類の書き込みなど、手作業。仕事の能率は悪くなるし、お客さんとの対応にも的確に情報を提供できなくなり、やはり一番の被害者をお客さんになるでしょう。 

 

会社にとっても損害は桁外れになったことでしょう。なんせ、このシステム障害はNY地区だけでなく、全米に及んだのですから。この会社、いわゆる、Billion Dollar 企業です。

 

効率を良くする為に新たに導入されたシステムですが、当初を小さいエリアで試験をしてスタートしたみたいで、サービスエリアが多くなり、処理する件数が大きくなるにつれて、色々な問題が出てきて、システムがパンクしたみたいです。

 

私はシステムを利用する立場ですが、このシステムを設計、構築したシステムエンジニアーの人たちは、それこれ針のむしろに座った心地だったでしょう。

 

「単一巨大システム」にはそれなりのメリットはあるのでしょうが、いったん障害が発生すると二次、三次と問題が連鎖的に発生してしまう傾向があるようです。

 

今回私が体験したのは米国の一企業、そこの企業に働く人、そしてそのお客さんの問題で済みました。もっと広範囲でのシステム障害のこと思ったら怖くなりました。