【 Photo by Kenji Oouchi 】
その時がくれば 山は燃える
大地の素晴らしさを 叫ぶように
その色は 強く鮮やかに 突き刺さる
生命の強さを 焼き付けるように
その残像は 永遠という言葉を思わせる
全ては 大地に還ることを 諭すように
ボクらは
永遠という一瞬を生き
一瞬の永遠の中に散っていく
大地の力を誇るように 山は燃える
美しさの中にこそ 真実はあると語りながら
その色は 汚れた大地を 美しく塗り込める
人の力など及びもしないと 宣言するように
その残像は 高らかに唄う
永遠は 無に帰すことから 始まるのだと
ボクらは
この大地を汚しながら生き
汚した大地を愛おしく抱きしめる
窓辺に飾った写真の中に
まっ赤に燃える樹々の前で
ほほえむ ボクとキミがいる
あの一瞬は もう消えたけれど
ちょっと若いキミとボクの笑顔には
二人だけの永遠が
美しい樹々とともに
いつまでも笑っている
永遠と 無と 一瞬と
Copyright © 2011~2012 My Blue Heaven Missing link All Rights Reserved
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます