【 Photo by Keiko Aoki 】
ボクの中に
一脚の椅子がある
その椅子に腰かけ
目をつぶれば
少しだけ笑顔になれる
覚えがあるのに
誰か思い出せない
柔らかな声が
聞こえる
温もりがまだあるのに
どこにいるのかわからない
青春の残り物のような
人が笑う
久しぶりに見た道なのに
誰も歩かず
行き先さえも
示してくれない
今がすべて
見あげた空には
そう書いて
ある
明日は
すこしだけ
今日より
変わっていたい
あの日に
流れていた
あの歌は
もう
思い出せない
けれど
気持ちよく
晴れた空は
どうしようもない程
やさしく
光っている
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