【 Photo by Keiko Aoki 】
今日に名前をつけるなら
ボクは誰の名前を探すのだろう
カーテンの隙間から
朝日が差し込んでも
まだ小さな寝息をたてて
安心して寝てた人
窓の下から響く声も
コーヒーの香りさえ
気づかずに
あなたは何に包まれて
今日と出会ったのだろう
そんなあなたの名前を
このあたたかな朝の日につけて
ボクは小さく笑っている
この影に名前をつけるなら
ボクは誰を思い出すのだろう
誰にもあいたくない
そんな日がたまにはあるものさ
一番ツバの大きな帽子をかぶり
ずっと下を向き
誰もいないバス停に立っていた
はじめての街角で長い影が
ボクを覆ってくれた時
いつもボクに影を作ってくれた
そんなあなたの笑顔を思い出し
やわらかな影におじぎして
少しだけ前を向いてみる
この微笑みに名前をつけるのなら
必ずキミの名前をつけるだろう
そしてボクは
少しだけイヤなことがあった昨日を
きっとスキになる
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