【 Photo by Keiko Aoki 】
いつか
ここを
歩いたね
季節は
思い出せない
けれど
歩くたびに
手と手が
ぶつかって
近くに寄って
また
少し離れて
そんな
キミとの
距離は覚えてる
いつも
その辺に
いた
いつだって
その距離の中で
笑ってた
でも
新しくなった
ホームには
快速電車のように
新しい時間が
すべり込んで
キミとボクの
世界の
上に乗っかって
新しい人たちの
新しい思い出も
どんどん乗っかって
次の時代の
物語を
作っていく
取り残されたのではなく
あえてそこに残る
そんな人たちの歌を知っている
あの日に感謝して
あの日を愛して
あの日にありがとうと言う
そんなやさしい歌を
そんな泣ける歌を
そんな命の歌を
今反対側の
ホームに
ボクはいる
回送電車しか
来ないホームで
何かを待っている
誰かに
「今、何してるの?」
と聞かれたら
「あなたのことを考えてる」
きっと
そう答えます
きっと
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