【 Photo by Yoshinobu Tashiro 】
ボクらの生きている
この世界は
きっとどこかへ
つながっている
だけどそこが
見つからないんだ
思い出そうとしても
記憶と残像が
まるで万華鏡のように
くるくる混ざりあって
風景になってくれない
いつだったか
どこでだったか
ボクは大切な何かを
諦めたことがある
いつだったか
どこでだったか
ボクは絶対に
離してはいけない手を
離してしまったことがある
それでもまだもう一度
それと出逢うために
まだもがいてる
ひとつのはじまりと
ひとつのおわり
ひきずって行くものと
置き去っていくもの
今の命の中で
そんなことに出逢って
忘れたり思い出したりしながら
入口なのか出口なのか
わからないそこを探してる
きっといつかボクらは
そこを見つけるだろう
でもその時始めて
入口なのか
出口なのかなんて
どうでもいいことだって
分かるのさ
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