【 Photo by Reiko Kawano 】
静かに歩きたい道で
キミは上を見ていた
5秒キミを見てたけど
話すのをやめた
いつもの散歩道だったら
話せたかな
真央ちゃん大丈夫かな
突然キミが口をひらく
ノクターンが聞こえた
氷の上で美しく舞っていた
美しければ美しいほど
悲しく聞こえる曲
逃げることの出来ない中で
一人美しく舞う悲しさ
赤くしかなれないまま
ライトに照らされ見つめられる
そんな木々も美しいほどに
余計に悲しく輝いていく
もういいよ
終わりたくなったら終わっても
そう思っているうちに
ノクターンは終わった
そして道も
普通の散歩道になっていた
遠くから拍手と歓声が聞こえる
この輝きも闇に溶け込んでいく
永遠のようなこの闇も
やがて明けて 朝がくる
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