side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

牛田智大ピアノ・リサイタル@麻生市民館大ホール

2020年02月29日 | 音楽
新型コロナウイルスの関係で各種イベントが中止、延期となる中、牛田智大さんのピアノリサイタルに行ってきた

実は開催するか心配で当日朝、主催者に確認をとりました。
会場入口では、係員が消毒液のポンプを持って入場前に来場者にワンプッシュしていました

当日券も発売されていました
会場はざっと見ると、8割強の入りでしたが、歯抜けの様に空席がチラホラありました。
私達は前方右手ブロックでしたが、最前列や中央ブロックの良席にもまとまった空席があったのはこのご時世仕方がないか
私達の両隣も空席でした

マスクは皆さんしていたと思う
カフェテリアは元から併設されていないホールですが、休憩中も席に座っていました
公演後のサイン会は中止となりました

この日は客層もよかった
途中空咳をする人もおらず、演奏に集中できた。

牛田さんのリサイタルは2017年以来
一昨年には浜コンでの演奏をライストで応援したのも懐かしい

今回のプログラムはショパンを中心に組まれていて、最初の曲のみがバッハ

バッハ: イタリア協奏曲ヘ長調
ショパン: ワルツ第4番ヘ長調
ショパン:   ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調 葬送
ショパン:  ポロネーズ第6番変イ長調 英雄

(休憩15分)
ショパン:  4つのマズルカ
ショパン:  幻想曲ヘ短調
ショパン:  バラード第4番ヘ短調
ショパン:舟歌 嬰ヘ長調

(アンコール)
ショパン:24のプレリュード第4番
ショパン:  仔犬のワルツ 

前半・後半とも曲の間に舞台袖に下がることはなく、拍手に応えて立ち上がることもなく、ピアノを弾き続けた

演奏が一段と逞しさを感じるようになり、時に荒々しさや芯の強さを感じた。
ショパンの繊細な一面の下にある悲愴・絶望・静かな怒り等が滲むような感じだった

特に葬送は非常に聴きごたえがあり、終わった瞬間拍手とブラボーの声が飛んだ
良い集中をもって、様々な表情を感じる演奏だった

最後の挨拶でアンコールの仔犬のワルツはエキエル版と紹介した際にこの日の
演目がエキエル版と言ったような気がしたけど。(良く聞き取れなかった)

毎公演追いかけるほどのファンではないが、牛田さんの成長を感じられて応援していて良かったなぁとうれしくなるリサイタルだった。

今年は珍しく3月にチケットを購入していなかったので予定変更に右往左往することはないが、4月にはピアノコンサートの予定があります。
それまでになんとかコロナ肺炎の影響が下火になっていますように、願わずにいられない。

20200229追記
牛田智大さんの当面のリサイタル中止のお知らせが出ています



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