*****ご注意!一部ネタバレの可能性があります!*****
精神科医の渋谷雅治は産業医として電気設備製造の大手MEIと契約した
MEIは「先手を打つ産業医」として、積極的に社員の悩み事・相談事に応じる渋谷の姿勢を評価していた。
そんな中、営業部の長田が電車に飛び込み自殺した
渋谷は再発防止策を検討するため、長田の行動を確認していく。
すると、残業や担当業務の負荷が多くなかったことを確認した会社側は遺族に見舞金を払い早々に幕を閉じようとしていることに違和感を感じる
何故長田はさがみ野駅にいたのか?
残業記録はないのに連日帰宅が遅いのか?
探していた「白木文書」とは何で自殺と関係あるのか?
首を突っ込みすぎて、産業医の契約を解除されてもなお、渋谷は真実を突き止めずにいられず、パンドラの箱を見つけて出してしまう。
自殺の背景には、過去の隠蔽があり、テーマとしては池井戸潤の七つの会議を想起させる
事故発生の確立の前に躊躇する役員達をみると、安全への責任とは何なんだろうと思う