side by side:湘南夫婦のあしあと

二人が好きな地元湘南、スポーツ観戦、旅行、食べ歩き,音楽・美術鑑賞など、日々のあれこれを綴ります

神の値段 一色さゆり

2020年04月10日 | 書籍・雑誌

*****ご注意 一部ネタバレを含む可能性があります *****


第14回(2015年)「このミステリーがすごい」大賞受賞作
先日読んだ 中山七里先生の日記小説 「中山七転八倒」 で 作者一色さゆりさんを絶賛されていたので、思わず興味がわき読みました。

作者ご自身が東京芸術大学出身で、美術館で学芸員として勤める経歴を持っています。

本作品はアートギャラリーを舞台とした殺人事件ですが、現代美術のマーケット価格・価値の舞台裏を描いた今までにない舞台設定です。

作品の情報があれば出かけることも厭わないコレクター達の行動様式やギャラリーの考え方・客のあしらい方
作品の扱い方法やオークションの準備場面、そしてオークションでのビッドの仕方など、高額美術品になかなか縁のない一般人には見ることのない世界が描かれています。
事件よりも知らない現代美術を取り巻く世界の一面を知りえた方が興味深かったです。











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