Slugger ~ノーヒットノーラン~

四番、公開用ブログ
しょうこ@関東・たまに福岡・山口
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ハウルの動く城

2004年12月02日 | 映画がスキ
宮崎駿の、スタジブリの作品は好きですか?
劇場で見たいと思ったのは実は久しぶりです。

この記事はチョイネタばれあり?ですので
見てない方はまたこんど笑

オープニングのハウルの城が、霧の中から出てくるシーンは
ぞくっとするほどかっこよかったです。
あの動き、そして形
あれを作り出せる感性は、本当に天才ではないかと
その城の姿を見るだけで思わせてしまいます。

前評判が分かれたハウル役の木村拓哉の声、
やられました・・・。
ステキすぎです。
私もアッサリとハウルにココロを奪われてしまいましたね笑
前半のひたすら美しくてかっこいいところも
中盤のわがままで情けないとこもあって
しなやかなハウルすらも、木村拓哉で当たりです。

木村拓哉のドラマは、どれを見ても木村拓哉なので
最近は見てなかったのですが
さすがは宮崎駿。かなりマッチしたキャスティングでしたね。

ソフィー役の倍賞千恵子ですが
ちゃんとソフィーの歳の変化、そして
後半ソフィーが若さを取り戻したり、老けたりしていくのに合わせて細やかに年代を声であらわしています。
後輩は18歳のときのソフィーがちょっとオバちゃんくさいといっていましたけれど笑

私としては、カブと荒地の魔女はちょっとくどいかなー。
千と千尋の神隠しでも悪い魔女はやったじゃーん、と思ってしまったなあ。
荒地の魔女の使いや、輿と輿を運ぶ手下の動きはすごいですけどね。

そしてマルクル
かーーーわーーーいーーーあの可愛さは
今までのジブリ作品の中でも私の中ではかなり上位!
フードを被って変身して
「またれよー」
コレはかなりのツボです笑
我修院達也のカルシファーもちょっとふざけすぎ?と思ったけど良かったですね。

好きなシーンとしては、
ハウルがカフェのベランダにソフィーを送り届けていくところ
魔女よけに囲まれた部屋で、ソフィーを引き止める可愛いハウル
そして、1番好きなのは、
「逃げるのはもうやめた、守る人ができたから」
そういってハウルが戦火の中に出て行ってしまうところでしょうか。
正直そのせりふにはちょっと泣きました。
後輩も同じシーンに泣きそうになったといっていました。

キャラクター設定が充実していて
仕掛け満載なのに、ちょっとラストあたりのストーリーというか
盛り上がりの乏しさが気になるところですね。
ナウシカやラピュタなどに比べて、
最後はイヤにうまく行きすぎだなあとか、アッサリしすぎ?と言う気もしますが
かなり強い力で映画の世界に引き込まれます。
なんともあっという間の時間でした。

魔女の呪いの紙が、テーブルに焼きつくシーンなんかは
肩がびくっとするほど集中してました笑

好きな順でいうと
ナウシカ、ラピュタ
ハウルの動く城、紅の豚
千と千尋の神隠し、もののけ姫
と言う感じでしょうか。

メッセージ性もそうですが、
嬉しい気持ちや夢を感じさせると言う意味では
かなりいい作品ではないでしょうか。
私は紅の豚も大好きなのですが
ちょっと系統近い?かな。
やっぱりハウルはかっこよかったなー。

見てよかったと思える映画でした。

恋愛寫眞

2004年10月16日 | 映画がスキ
「クイズです。マヨヌードルは、美味しいでしょーか?」
抱き止めておかないと、飛び出しそうな彼女
「死んだはずの彼女から、手紙が届いた」

今日は風邪を引いたので、ビデオを借りてきました。恋愛寫眞です。私は堤幸彦監督・演出の作品が大好き。
『ケイゾク』『トリック』「池袋ウエストゲートパーク」こんな人気のテレビドラマも大好きですが、「溺れる魚」「チャイニーズディナー」も大好き。浸れないとダメって言う人には向いてません。所々抜けるガスやわざとらしさを笑えるところが良いです。

見た人にしかわからないかもしれないけど、ストーリーはオフィシャルサイトにて。
大学時代の捕まえておかないと、飛び出していなくなってしまいそうな静流(広末涼子)。静流を撮った写真はどれも生き生きしていて、本当に可愛いと思った。
眠る静流を撮った誠人(松田龍平)の一枚の写真は、本物の恋人が撮ったみたいな愛情に溢れた写真でした。

展開が出来すぎてるとか、小池栄子の役やりすぎとか。。。言えばたぶん色々あるけど
何より、画が、構図が本当に好きだ。

NYの部屋でみかんを拾った時の手
梯子から上ったところから、下を見たときの誠人の表情
カメラを渡されて子供みたいに笑った時の静流

印象的に切り取られたシーンが多く、ストーリーのある写真集を見たような気持ちです。
恋人の写真を撮りたくなる気持ちが、わかった気がします。
たくさん泣かなかったけど、好きな映画でした。苦手な人も多いと思うけど。

静流の左手にいつも書かれているメモ。私もあれをやってしまうクセがあり、昔よく怒られた。
あんな些細なクセを思い出して、あたしを見つけ出してくれる人がいつかいてくれたら、いいなあ。