猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

最後に残されたくまこちゃんをみて

2015-02-08 21:05:42 | 2014年たびちゃんの子猫4匹保護

そしてとうとう最後の一匹になってしまったくまこちゃん

帰るなりすりすり甘えて来てクックちゃんがいないことを鳴いて訴えます。

鳴いたらとんできてくれる、いつも頼りにしていたお兄さん猫がいないのです。

遊びに誘ってもあまりのってきません。とてもさみしそうにみえ、切ないです。

急に仲の良かった兄弟を引き離した罪悪感に襲われました。

自分たちもさみいしいのに、くまこちゃんのそんな姿を見ているとつらいです。

 

クックちゃんもそうだろうと思いました。

最後に見た姿が不安そうにソファの下にいてこちらをみている目が

胸に焼き付いています。

誰もいないリビングで1人でお留守番なんてできるのでしょうか。

そういえば1人になった事がありません。

昨日の晩は眠れたのでしょうか。いたずらをして迷惑をかけていないでしょうか。

手放した次の日は、そんなことばかり考えるようになりました。

里親さんは4月までお仕事があり平日は家にいらっしゃらないようです。

そのことはきちんとお聞きして納得していたのに、急に気がかりになりました。

私たちは子猫を早く里子にだすことばかり考えていたのではないでしょうか。

クックちゃんは育ち盛りの子猫、そして活発な猫です。

1人でリビングで日中おとなしく過ごすより、だれかにかまってもらったり

猫がいる方がいいのではないかと思うようになりました。

我が家は、だいたい人がいる家です。

里親さん宅は、はじめて猫を飼われますが、申し分ない環境であるにもかかわらず

一日クックちゃんの様子が頭から離れず、夜にクックちゃんを4月まで我が家で

預からせていただけないかという勝手なメールをしてしまいました。

 

ですが、里親さんから返信メールが来てクックちゃんは少しずつ慣れて来ているので

このまま様子をみたいとおっしゃられました。

里親さんも猫を飼う覚悟をしてトライアルしていただいているので当然です。

そしてこのお言葉で少し安心しました。

その後も里親さんはこまめにメールをくださっています。

 

このまま一週間もすればクックちゃんもくまこちゃんも前の事は忘れていきます、、、

猫は今を生きています。新しい環境に慣れて行くと思われます。

猫は留守番だってできます。もう9ヶ月です。

クックちゃんは飼い主さんが帰ってくるのを楽しみに待つようになります。

うちでもお出迎えしてました。

くまこちゃんには先住猫もいるし、私たちもいます。

 

気持ちが二転三転して大変です。

不慣れなもので里親さんにも大変ご迷惑をおかけいたしました。

ほんとに保護活動は大変な活動です。

やってみないと分からない経験をさせていただいております。

 

くっくちゃんのいなくなった我が家はとても静かです。

缶詰のえさも減りません、、(笑)

 

このタイミングでカールちゃんが里子にでて一ヶ月後のメールをいただきました。

先住猫と仲良くしてもらい、よく2匹で遊んでるようです。

里親さんにもたくさん甘えて肩乗りしてるらしいです(笑)

カールちゃんよかったね~幸せに暮らしていると思うとうれしくて涙がでそうになり

写真を見て頬がゆるみました。

ちょっとべたべたな甘えん坊なのでかまってもらえる環境に里子へ

いけたのがよかったです。

里子に出すのはつらいけど、こうやってすこし日が経つと、よかったな~

と思えるのですね。

子猫の幸せを一番に考えてあげないといけないですよね。

子猫が新しい家族を見つけ幸せに巣立つのですから、あたたかく送り出してあげないと

と思うようになりました。

カールちゃん家族が出来てよかったね。

みんなで仲良く暮らしてね。


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