猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

猫の日に環境省のシンポジウム「人と動物の共生とは〜」視聴しました。

2024-02-28 15:43:07 | 猫カフェ、勉強会、ねこの会、譲渡会お出かけ
2/22環境省のシンポジウム視聴しました。

テーマは「人と動物の共生とは~
ペットが苦手な人の気持ちを理解する~」

人と動物の共生する社会を実現するには
苦手な人の気持ちになる
配慮すること大事ですね。




日本はペットの飼育数が減ってるそうで
これから人口が減るので仕方ないんですが
特に犬は飼う人が激減してるそうです。

今はマンション住まいで共働き世帯が増え
医療費や飼育費などの支出が増え
富裕層にしか飼えない状態。

昔はもっとみんながゆるく
犬と暮らしてたんですよね。
時代が変わり飼育方法も変わりました。

飼い犬の生活の質は良くなりましたが
犬と暮らす人は減りました、、、。


もうどんどん右肩下がり。

猫も横ばいで少しづつ減るそうです。

犬や猫を飼う人の割合は日本は世界的に見て
ペット後進国だそうです。
危機的状況ともいわれています。
犬や猫が減って何か悪い?って思われるかもしれませんが
それはワンウェルフェアの観点から見たら
あまりよろしくないそうなんです。

なぜなら人と動物
環境ってすべてつながってるんですね。
動物は社会的弱者
動物が安心して幸せに暮らせる社会は
人も暮らしやすい社会なんです。


他の国によっては飲食店や道端に
犬がいても自然な風景なんだけど
日本ではそれが受け入れられにくいです。
動物の地位はとても低いですね。

アレルギーや苦手な人がいると配慮してる
と言えばそうなんだけど
排除してしまうというのは
多様性を受け入れられない
寛容性のない社会につながり
やがて争いがうまれ紛争が起きるのでは
という話がありました。

ダイバーシティ&インクルージョン
というワードがでていました。

社会にはいろんな考えや立場があるんですね。
何らかの工夫でお互いに柔軟に
尊重し合える社会でありたいですね。






動物と触れ合う機会のない人は
とことん触れ合うことがないんだ
と言われてました。
特に都会育ちの人。
嫌いな人に好きになれというのは難しい。
動物の良さを知らないだけかも知れません。

二分化が進んでるので
子どもの時から動物と触れ合えたらいいね
という話もでてました。
今はそれが学校飼育とかふれあい動物園とかになっていて
それはまた動物のストレスなどを考える
と違う問題があったりします。

ペットを飼育してる人もそれぞれに様々な価値観があり
特に猫を散歩させたいと思ってる方は今も多くおられます。
科学は時に感情には勝てないという言葉が印象的でした。
それはよく感じますが感情もやっぱり大事なんですね。

人の意識は少しずつでしか変わっていかない。
ものすごく難しい問題であると
ちょっと答えのでない考えさせられる
シンポジウムだったと思います。

ところどころ聞けてないんですけど
こんな内容でした。



私たち人間は動物から
たくさんの恩恵をこうむっており
ペットと暮らす人にとって
動物は家族で生きがいであったり
愛情をもらったり、優しさを学び
人生を豊かにしてもらっています。

動物がいないというのは
豊かではなくなるのですよね。

ペットと暮らしたことのない人や苦手な人に
ペットを大切に思う人の気持ちが
どうしても伝わりにくい。
ペットがこんなに個別性があって
感情の通じる生き物だと
ペットと暮らさないと
分からないものがあります。

ペットと暮らす人が増えたら
その気持ちを知る人が増え
もっとペットは社会に受け入れられる
ことにつながります。

今は災害の時も連れて行ったら
ダメなわけではないけど
苦手な人に配慮して連れていかない
という人も多いといいます。
ペットを飼ってる人がものすごく社会で
少数派なんですね。

ペットを無知であったり無責任な人が飼うと
不幸につながったり、他人に迷惑をかけたりします。
ペットが苦手というより
そんな飼い方をする人が苦手なんだと思います。

だからペットを飼う人が適正飼育が
できるようにすることが大事です。

それをどうやってやるのかが
大事なんだと思います。



そしてペットを飼うにはお金がかかります。
アメリカでは高度医療をしない
低所得者用のクリニックがあるそうです。

動物病院のない地域に訪問診療にいく
ドキュメントを見たことがあります。

アメリカではシェルターの滞在は
動物にとってストレスが多く
早く家庭に送り出すことが大事と考え
オープンアダプションというもので
積極的に譲渡を行っています。

条件や審査を厳しくするのではなく
里親さんのカウンセリングをして
マッチングを行います。
譲渡を厳しくしても
飼育放棄は同じくらいの数なんだそうです。

開かれた譲渡をするには
飼えなくなった時の受け皿が入ります。
譲渡後、コミュニケーションをとって
相談を受けたり
フォローを大事にしてるそうです。
適正飼育につながっていきます。



多くの人がペットと幸せに暮らす人には
そのような社会整備が必要なんだと思いました。

猫の日に人と動物の共生を考えるいい機会となりました。
もっともっと人と動物が幸せに暮らせる社会
を目指したいです🐕🐈🐇🦜
コメント
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