猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

第3回練馬猫シンポジウムに行ってきました。

2018-03-06 21:45:58 | 猫カフェ、勉強会、ねこの会、譲渡会お出かけ

去年も行かせていただいた第2回練馬猫シンポジウム 

第3回となる練馬猫シンポジウムが開かれました。

「人と猫が平和に共生できる社会をめざして」

今回の内容です。

UDトークというアプリがあって字幕配信されていました〜

最先端!

第一部:講演

1.細川敦史弁護士から「法律を使って猫を守る方法」

里親詐欺や動物虐待の事件などで活躍されておられる猫弁護士先生から

法律のお勉強でした。

2.獣医師斉藤朋子先生から

「サスティナブル!持続可能な活動で9年やってきた!」

9年で12,231頭の手術をされたそうです。

もっとTNRできる獣医師、ボランティアを増やして

みんなが無理のない活動をといわれておられました。

 

堕胎や殺処分、誰もがしたくないことです。

それを獣医師や行政職員にさせてしまってる現実があります。

早くなくさないといけません。

3.NPO法人 ねこけん代表 溝上奈緒子氏 「9年分の抱擁」

最初8キロ先離れたところで、リモコンがきくという中継VTRを

作っておられたのですが、裏にいて操作していたという〜

だまされました(笑)。

でもかなり離れても操作できます。

リモコン式の捕獲器欲しいです〜カメラもあるといいな。

 

VTRは、私有地にたくさんの猫がいて、TNRをしても

苦情が絶えなかった溝上さんの地域猫活動のはじまりとなった現場で

9年お世話をしてきた外猫、最後の1匹を保護して

そこの管理が終わったという思いのこもった感動的なお話でした。

 

第2部 ディスカッション「のら猫に関わる人のトラブルの解決策を探る」

パネリストに練馬区の地域猫活動に携わられた石森さんも加わられました。

1.飼い主のいない猫対策(地域猫、TNR、行政との連携、餌やり問題)

2.遺棄、虐待(多頭飼育崩壊)

3.保護、譲渡

4.高齢者と猫

5.動物愛護法

6.殺処分ゼロに向けて

7.パネリストからみなさまへのメッセージ

 

と内容はこんな感じですすめられました。

詳しい内容はねりまねこさんのブログをどうぞ〜

 

 

猫の問題はいろいろな問題が複雑にからまっていて

初心者には理解しにくいところがあります。

何かしたくても何をすればいいのか分からないこともあります。

 

どうすれば猫が幸せになれるのか、、、と考えると

とにかく保護して屋内にいれればいいみたいなところが

私たちにもありました。

なんといっても、猫好きですから〜(笑)。

 

ねこけんさんのVTRは、わたくしも大号泣でした。

できるならお外の猫、みんな家の中にいれてやりたいです!!

TNR、、、特にリリースはつらいです。

ここに来られたみなさん、同じ思いでおられると思います。

でも今は数が多すぎて、保護しきれないです。

 

保護をすすめていくと、たくさんの猫を抱えることになり

猫もそんな環境がストレスになることもありますし

お世話をするのはものすごく負担が多い大変なことだと思います。

多頭シェルターの運営なんて、持続が困難で

普通の人が簡単にできるものではないです。

まっすぐな気持ちで保護をしてる方がほとんどですが

寄付金や支援金目当てに猫をひきとる人もいるようです。

 

保護して譲渡できればいいけれど、譲渡されにくい猫もいますので

シェルターはすぐに満杯となり、また保護できない状態に陥ってしまい

お世話できなくなれば、また猫が行き場を失ってしまう事になります。

それを考え、なくなくリリースして、地域でお世話して管理し

1世代限りの命をまっとうしてもらっているのが現状、、、

それが私たちにできる無理のない持続可能な活動です。

 

もちろん保護や譲渡も大切な活動だと思いますが、適正飼育の徹底と

保護される猫の数を減らしていく活動がもっとも重要であると思うのです。

 

TNR活動や地域猫活動がそれにあたるのですが、それをもっともっと

一般的にしていき、普通の人でも誰にでも行えるようになっていく事が

必要だと思いました。

行政、地域住民、猫ボランティア、獣医師、、、

みんなが自分にできることをみんなで協力しあうこと

地域みんなで力を合わせる、人との和が一番大事なんじゃないかなと思いました。

猫でご近所がつながれるなんていいと思いませんか。

地域猫活動は、猫好きのための活動ではなく

地域の環境保全の問題を解決する人のための活動です。

環境省も推奨されていますので、各自治体でも

正しい知識や方法を導く行政指導が必要ですね。

 

猫で困ってる人も、餌をあげてる人も、関心のない人にも

こういう活動がある事を、まずは知ってほしいです〜。

これなら誰にでもできる事だと思います。

 

外猫に、不妊去勢をして、餌やり管理、掃除、マナーを守れば

猫は減り、猫や餌やりによる迷惑行為も減っていきます。

それができれば、センターに持ち込まれる猫も殺処分ものら猫も

地域トラブルも苦情もゼロになる日が来るんじゃないかな〜

と思いました!

 

みなさんのあついお話を聞いてるとそれが夢でないような気がします。

きっと5年後、10年後はもっと変わってるでしょうね。

そのために、自分にできることをがんばっていきたいと思います。

素晴らしいシンポジウムを開いてくださり、ありがとうございました。

 

 

そしていい話を聞いて大阪に帰ったら

とんでもない看板をみてしまいました。

くわしくはこちらへ〜

10数年前から、『ノラ猫排斥運動の看板』設置状態のまま、、、

今時、こんなんありえない〜

これが普通の景色となってる町があります。

どうにかしないといけませんね。

こんな町に絶対住みたくない!!

南大阪のこの現状、、、ひどすぎます。

恥ずかしい〜

 

 


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ためになるお話ありがとうございました〜

ご訪問ありがとうございます

 

 

コメント
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