猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

第2回練馬猫シンポジウムへいってきました〜

2017-02-19 23:10:56 | 猫カフェ、勉強会、ねこの会、譲渡会お出かけ

ねりまねこさんが主催するシンポジウムに行ってきました。

ねりまねこさんといえば練馬区の地域猫推進ボランティアとして

全国に猫問題の情報を発信されています。

私たちもはじめて猫を保護した時に、ねりまねこさんのブログを知り

外猫の問題に解決策があるんだととても驚きました。

今回は、「最前線の現場から」ということで

大阪ねこの会から 代表 荒井りかさん

ねこけんさんから 代表 溝上奈緒子さん

元・練馬区保健所職員 石森信雄さん

と豪華なパネリストさんの講演があり

飼い主のいない猫対策、保護、譲渡、高齢者と猫、多頭飼育崩壊

について、パネリストとねりまねこご夫妻を交えて

ディスカッションが行われました。

内容はとても濃いので、ねりまねこさんのブログを

見ていただくのが一番分かりやすいです。

 

大阪の活動も素晴らしいな、大変だっただろうなと私たちは何もしてない

のに誇らしく思ったり、ねこけんさんは、若くてパワフルなのに優しくて

頼もしく感じたり、石森さんは、行政側の立場としての意見がためになり

勉強になりました。

本当に充実した内容で、あっという間のシンポジウムでした〜

 

猫の問題はとにかく繁殖制限ですよね。

飼い主のいない猫があふれかえっている現状です。

毎年8万頭も殺処分されているのですから

ボランティアや行政が引き取ってシェルターなんか作っても

すぐにいっぱいになります。

保護、譲渡だけでは、追いつかず、問題は解決しません。

蛇口を閉めることそれが一番大事です。

それには繁殖制限をどうやるかです。

 

飼い主のいない猫にたいしてはやはり地域猫活動です。

これはまだまだ全国区にはなっていませんが、練馬区では

57団体の公認ボランティアさんがいて、行政、地域住民とともに

三者恊働ですすめられています。

これによって猫がすくなくなり、猫の苦情も減り

暮らしやすい街になったそうです。

 

地域猫活動は猫のトラブルをなくすための活動で

殺処分ゼロを目標にやってるわけではありませんが

結果として猫の引き取りも減り、殺処分も減っています。

殺処分ゼロなんて言葉をよく耳にしますが

こういう取り組みが一番大事なんですね。

これをもっともっと全国区にしていきたいです。

 

被害や苦情が多ければ、社会問題となり、行政も動くかもしれません。

行政もそろそろ、、、と思っている所もありそうです。

行政に積極的に要望をだしていかなければなりませんね。

練馬区の地域猫活動の概要をいただいたので熟読したいと思います。

 

ねこけんさんは飼い猫に対して飼育数の制限や不妊、去勢手術の義務化

を殺処分ゼロをうたう小池知事に要望をだされたそうです。

 

飼い猫対策も大切です。

飼い猫が発情してます〜産みました〜捨て猫です〜

保健所に連れていくしかありません〜よくネット上でもみます。

適正飼育できるように啓蒙活動すること、とても大事だと思います。

猫を正しく飼育しないとたちまち不幸な猫が増えてしまいます。

 

高齢者の飼育放棄や多頭飼育崩壊に対しては、福祉関係者や民生委員

町会などからの情報を集め対応していくことが必要だそうです。

もうそろそろ情報が必要、、、崩壊する前に食い止めることです。

近所付き合いが気薄になって、孤独な人が増えている事も要因です。

高齢者も地域猫活動をやることで、生き甲斐や生活のはり

人のつながりなんかもうまれそうですよね。

 

 

たくさん問題が山積みの猫問題ですが

昔は170万頭ほどの犬猫が殺処分されていたのが、今は8万頭にまで

減ったとどうぶつ基金顧問の山口医師がおっしゃっておられました。

確実に状況はよくなっているのです。

 

私たちも個人ボランティアでそんな大きな事は何も出来ません。

お金も時間も体力もないし、保護もできればしたくありません〜

人つきあいや交渉ごとなんかも苦手だし〜

でも猫のことなら少しがんばれます(笑)。

 

こういう猫の活動って特別な人がやるイメージがありますが

普通の人が誰でもできることをみんなで積み重ねていけば

必ず問題解決できることなんじゃないのかなと思いました。

犬猫たち、殺処分なんてしなくていい方法、絶対ありますよね。

殺処分するのが当たり前な世の中を変えようとみなさん

がんばっておられます。

こんなこと早く終わらせたいです!

 

ねりまねこさんは、最後に当たり前のことなんですが

「けんかをしない」ことが大切だと言われていました。

人の話を聞き、周りの人を尊重して、ひとりで悩まないで、相談したり

楽しく、明るく活動していく事も大事ですね。

この活動を通じて、地域の人が笑顔になったり

人の優しい気持ちに触れて、とてもやりがいのある活動

だとおっしゃっておられました。

 

  

来年もあるそうなので、ぜひたくさんの人に参加していただいて

もっともっとこういった活動が広まる事を願っております。

私たちも学んだ事を今後の活動に生かしていきたいと思います。

 

 

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とても勉強になりました〜

ご訪問ありがとうございます

 

 

 

 


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