列車の車窓は心の窓

我が家の住人は電車がとても好きなので、車がありません。電車とバスで出かける日本の旅

ムーンライトえちごの旅

2006年04月01日 | 北海道&東日本パスの旅


18年4月1日(土曜日晴れ

 「北海道&東日本パス」、前から一度使ってみたかったきっぷでした。「青春18切符」のJR北海道と東日本限定版のようなこの切符、18切符の11,500円より安い、5日間で10,000円という料金設定が魅力。そのうえ、JRに加えて、第三セクターの「IGRいわて銀河鉄道」「青い森鉄道」「北越急行」も利用可能です。唯一の難点は、5日間「連続」でなければいけないということでしたが、今回「4月1日の夜に出発し5日の朝帰る」というスケジュールを組み、ついに旅行が可能になりました。
 
 初日のこの日は、夜の10時過ぎに市川駅を出発し、新宿から夜行快速「ムーンライトえちご」で新潟へ向かうだけです。
 ただし、「ムーンライトえちご」は途中の大宮駅を23:43に出発し、次の停車駅は高崎(0:47着)ですから、日付が変わるのは高崎。よって、一日目の切符は高崎まで有効ということになります。
 市川から高崎までは最短距離でも117kmあるので、普通に切符を買うと運賃は1,890円。一方、こちらの切符は5日間で10,000円だから、一日分は2,000円。そう考えれば、大して損でもありません。それに、二日目以降乗りまくって、大いに元は取れるはずです。

 さて、いきなりミスを2つも犯しました。
 まず、市川駅に着いてから「北海道&東日本パス」を購入しようと思っていたら、なんとみどりの窓口が閉まっていました。
 23:00まで営業だと思い込んでいたら、実際は22:00迄だったのです。しかし、普通の券売機では購入できないので、何としてもまだあいているみどりの窓口を見つける必要があります。藁にもすがる思いで「JR東日本お客様お問い合わせダイヤル」(正式名称は不明)に電話すると、東京駅の窓口はまだ営業しているとのことです。ほっとして、市川22:16発の東京行き快速電車に乗りました。東京に22:34に着いて切符を買った後、23:09までに新宿へ着く必要がありますが、なんとか間に合うでしょう。やはり、切符は旅行の前に買い揃えておくという余裕が必要なようです。
 
 定期券を家に置いてきたおかげで、市川から東京までの運賃290円が別途持ち出しになってしまいました。
 電車は空いていました。スノーボード持参の人がいます。今年は厳冬だったので、4月でもまだ雪がたくさんあるのでしょうか。それとは何の関係もないですが、僕はもう3年間スキーを滑りに行けていません。
 錦糸町に着く頃、突拍子もなく英語のアナウンスが流れました。この電車は成田空港始発なので、主要駅では英語放送を行っているようです。それはいいのですが、日本語の放送が車掌の肉声により流れた後、次に女性のテープ音声により英語が流れます。何だかかっこ悪い感じがします。そのうえ、テープの音声はかすれていてほとんど聞き取れませんでした。これなら、常磐線のように全部自動音声にした方が、よっぽどやり方がスマートです。

 東京に着いて、地下にあるみどりの窓口に行きました。行列が出来ていなかったことに感謝します。
 切符はすぐ買えました。22:42発の高尾行き快速で新宿へ行きました。



 (1) 中央本線 快速2271T 高尾行き

   東京 22:42 ⇒ 22:57 新宿  

 ↑ 高尾行き  ⑩ クハ 200-21
           ⑨ モハ 200-39
           ⑧ モハ 201-39
           ⑦ サハ 201-10
           ⑥ モハ 200-38
           
⑤ モハ 201-38(著者が乗車した車両)
           ④ サハ 201- 9
           ③ モハ 200-37
           ② モハ 201-37
           ① クハ 200-21  


 新宿に着いて、2つ目のミスが判明しました。なんと、快速「ムーンライトえちご」の指定券の日付が、一日前の日付になっていたのです。
 今から指定券を買うにも満席。情けないことですが、車掌に事情を説明して、何とか乗り込むしかありません。車掌いわく、「どうしようもないが、とにかく空いている席に座れ」ということなので、指示に従いました。
 落ち着かない気分ではありますが、新宿駅の売店でビールを買って、一人で静かに出発を祝いました。落ち着かないはずなのにお酒だけはすすみ、大宮に到着(23:40)するまでに500ml缶を全部飲んでしまいました。


 (2) 山手線・東北本線・高崎線・上越線・信越本線 快速3763M「ムーンライトえちご」 新潟行き

   新宿 23:09 ⇒ 4:51 新潟

 ↑ 新潟行き  ⑥  クハ481-1508(女性専用車両)
           ⑤  モハ485-1074
           ④  モハ484-1074
           ③  モハ485-1082
           ②  モハ484-1082
           ① クロハ481-1029(半室グリーン車)

   (全車指定席)
 
 
 満席のはずなのに、大宮を発車しても車内にはどういうわけかかなり空席があります。指定席料金が比較的安い510円なのに対して、払い戻し手数料が320円かかるので、要らなくなった指定券が払い戻されないことが多いようです。
 それと、一人で2席分買い占めてしまう人もいると聞きます。しかし、これはやってはいけないこと、つまり違反です。

 大宮から高崎までノンストップですが、実にゆっくりした速度です。そして、一本の電車ともすれ違いませんでした。上り列車(上野方面)は、もう終電車が出た後なのです。(本当は、大宮を出てすぐに上野行き最終電車994Mとすれ違っているはずですが、見ていません。)
 「ムーンライトながら」と違い、車内の照明を暗くしてくれるのは有難いです。しかし、なぜか1号車の照明だけが明るいままでした。そのうえこの車両は、暖房が効きすぎているようです。


 高崎には0:47に到着し、発車は1:13なので26分の待ち時間があります。ここで降りる人もけっこういるようです。全車指定席なのと、定期券ではこの電車には乗れないこともあり、使いにくいのではと思うのですが。
 さっきのビール1本では不足感を覚え、駅西口のローソンに缶チューハイを買いに行きます。ここのコンビニは、お酒が買えることを確認済みです。(東口にはファミリーマートがあるのですがこちらは未確認)駅前には、タクシーがたくさん停まっていました。この後、0:54と1:37に着く、上野からの普通電車があります。
 そのうえ、早くも3:36には上りの「ムーンライトえちご」がこの駅に到着します。ホームの駅員さんにきいたところ、この駅は24時間あけているとのことでした。

 急行「能登」 (高崎駅にて)

 発車を待つ間、先に急行「能登」金沢行きが発車しました。「ムーンライトえちご」と同じく、座席車だけの夜行です。しかしこちら「ムーンライトえちご」は、快速なので急行券がいりません。急行の車内はガラガラでした。

 高崎を過ぎても空席があったので、安心して新潟まで乗ることができました。それにしても、指定券の日付間違いには要注意、まったくのミスでした。気をつけねばなりません。
 それではおやすみなさい。 
 
 http://blog.goo.ne.jp/shirousat/e/27d90344d85c781864946209949d0f71へつづく

 
 



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