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今は、空は本当に
「灰色」
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です。
ブリュッセルの屋根も灰色で、
地面も灰色なので、曇りの日は、陰気さ一色です・・・・。
天気の良いブリュッセルは本当に美しいです。
曇り空のブリュッセルも、それはそれで、味わい深いのですが、
生活をするとなると、
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天気に左右されやすい単純な性格なもので、、、、
さて、先日、音楽院でリコーダー科の学生によるコンサートが行われました。
テレマンに的を絞った、小さなコンサートで、
皆、まったく力まず、終止和やかな雰囲気で、良いコンサートになりました。
写真は、同じ学年のベルギー人の女の子。
リコーダー科は全員で7人。
先生は、教授と、アシスタントの先生が2人。
一人は、バロック、一人は、現代曲専門の先生です。
3人も先生が居て、
他に、室内楽の先生に2人みてもらえるので、
なんだかレッスンだらけです。
音楽院が始まり、2ヶ月ほど経ちましたが、
学生を少し離れていたせいもあるのか、まだ、海外の講習会に来た気分が
抜けなかったのですが、学生と触れ合う事により、
少しずつ音楽院にもなれてきました。
月に一度、リコーダー科の吹きあい会があったり、
古楽器科の先生の、古楽講習が毎月あったり、
先日は、フランスより、コルネット兼指揮者の大御所ジョン・トゥベリー氏
の即興装飾法のレッスンがありました。
毎日のように、音楽院では、コンサートが行われており、
11月頭のプチバカンスでは、バッハアカデミーというタイトルの催し物が行われ、朝から晩までバッハのコンサートや、講習会がありました。
私も、日本でよくCDを聞いていた、
フィリップ・ヘレベッヘ氏のカンタータと、また、運よく、リハーサルも
見学でき、今月は本当に音楽三昧の幸せな日々です。
なかなか個性的な指揮で、
よく演奏者はあの指揮を見て演奏できるなーという
動き方でしたが、リハーサルは、本当に細やかで繊細な指摘でした。
終止音の減衰加減をよく指摘していました。
毎日の生活はというと、、、、
言葉がどうしてもまだうまく話せず、
一般教養で、哲学や、法律も学ばなくてはならないので、
その準備と、レッスンの準備で、今は全てが、中途半端状態なのが、
日々悔しいところです。。。
めまぐるしい一日ですが、
そんな中でも
親しみ易く、温かなベルギー人との触れあいや、
またのんびり時間が流れているベルギーの生活は、
日本のいつもどこか急いで、規律正しく、競争社会の現代とまた違い、
薄暗いアパートで、ゆっくり音楽でも聴いて、
コーヒーでも飲もうかな、、、、
という気分にさせてくれます。
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