EMI’Sーベルギー日記ー

リコーダー奏者EMIのブログ、2005.11.09開設。気ままに綴るブログです。
ただいまブリュッセルにてサバイバル中

タブラチュア勉強

2013年03月23日 | 演奏会
タブラチュアから楽譜をおこしてます。左がバロックギター、右がリュート。ハープで歌の伴奏を弾く様に勉強中。いわゆるギターコードのスコア表です。初心者でも見たまま弾いたら音楽になるという原理。運指からアーティキュレーションもわかり、どういう伴奏を求められていたか分かり大変興味深いです。ハープではギターバージョンはベースを付けたし、リュートは音をたして弾きます。コーヒーとおやつと静かな空間が無いと無理。
リュート弾きにはこれが音符なのです。五線譜🎼に馴れ親しんだ人にはメロディーが頭に流れてきませんが、世の中に沢山のまだ出版されていないタブラチュアや、五線譜の楽譜が無くてもオリジナル楽譜で演奏出来るので今後必須作業。。古楽奏者は演奏するまでの道程は結構長いのです。

今朝は寒さと乾燥から弦が切れました。。。



スペインバロックコンサート

2013年03月23日 | 演奏会
歌とヴィオラ・ダ・ガンバコンサートの通奏低音で一昨日スペインバロックコンサートに出演しました。

プログラムはイベリア地方のルネサンス・バロック初期の作品と、イベリアの民謡を取りあげ、
控室には、10何台もヴィオラ・ダ・ガンバがありました。

スペインバロックは最近では大人気のサバールの影響もあり、耳にする機会も増えてきましたが、
日本ではあまり取り上げられていない気がします。

スペインは情熱的な音楽、ダンス曲は恐らくすぐに想像することができるとおもいますが、
スペインの宗教曲は、格別に神秘的で美しいのです。当時のピュアな信仰心が感じられます。
スペイン絵画も同じくですが、イタリアンバロックに近いのですが、スペイン独自の
温かなヒューマニズムも感じられ、とても親しみやすいと言えると思います。

スペインで生まれた、クロマティックハープという、弦がクロスに2本張られた特殊なハープがあります。
ヴィウエラという変わった形のギターもありますが、そうした楽器の為に書かれた曲があり、
これからヒストリカルハープをやるに当たり、勉強していこうと思っているところです。
そのうち、バロックのクロマティックハープもやりたいなと思っています。

アカデミーのトリプルハープを使って演奏しました。ヴィオラ・ダ・ガンバコンソートと歌とハープ、 とっても調和して
本当にきれいな音楽で満たされました。通奏低音を初めてまだ間もないのですが、いい機会を与えてもらえたことに感謝です。