塩哲の空即是色

日々の徒然日記

Weekendの麺処巡り むろや で 比内地鶏の塩

2012-12-15 12:56:05 | 麺_2012
 先週、四谷4丁目の「むろや」に伺った時、渕上店主から次週の
食材「比内地鶏」を使うことが告げられていたので、北の丸公園に
ある東京近代美術館工芸館の特別展を観賞後に本日伺ってみた。

 工芸館では、漆工芸作家の作品が来年の2月11日まで「寿ぎの
“うつわ”」展が開かれており、入館者も少なくじっくりと鑑賞で
きた。ここは写真撮影が許されており(一部禁止もある)、私にと
っては親しみやすい美術館で気に入っている。
 さて、愛知の「名古屋コーチン」、鹿児島の「薩摩地鶏」と並ん
で日本三代美味鶏のひとつ、秋田の「比内地鶏」。その肉は脂肪が
少なく、ヤマドリのような淡泊な味で、江戸時代の頃は年貢として
納められていたとのこと。
 1942年、比内地鶏が国の天然記念物に指定される。そこで秋田
比内地鶏の雄とロード種の雌を交配して生まれたのが“比内地鶏”
で、食用として生産されるようになる。

 とまあ、長い前置きは止めて早速、「比内地鶏の塩拉麺」を頂こ
う。SP麺「比内地鶏の塩拉麺」800円と味玉100円のチケットを購
入してカウンターの指定席へ。
 本日の淵上店主の表情は、先ほど鑑賞してきた美術館のタイトル
どおり寿ぎの“えへら顔”。これはスープの出来に自信がある証拠
で、期待大。

 で、登場した一杯、スープは少々白濁感があるが、すすると地鶏
の独特の風味とコクがあり、うまい旨い。このスープをベースに塩
だけでなく、むろや本来の醤油ベースのかえしで頂いても旨いだろ
うなあ。いろんなアレンジが出来るだろう。

 生姜の利いた鶏つくね、箸休めには良いものだ。二つも入れてい
ただきありがとうございます。旨かった、ご馳走様。
 店を出ると、遠くの方からバイシクルに乗ったFILEさんと遭遇。
どうも、お先です。

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