塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 歴史資料の宝庫へ 全相平話_5

2014-12-20 03:50:02 | ミュージアム巡り_2014
 続いては、「費仲の処刑」。
 この費仲は紂と姐己に媚びへつらって出世した輩で、関係者から
賄賂を窃取して私腹を肥やし、殷王朝の政治が乱れる一因を作った
人物。

 費仲は、武王が率いる討伐軍に捕らえられ“釜ゆで”の刑で処刑
される。描かれた図は、熱湯を満たした大釜と捕捉された費仲。

 そして、最後は紂の処刑と九尾の狐の退治。
 武王が率いる追討軍は、迎え撃つ紂の軍隊を撃破して紂を捕捉す
る。捕らえられた紂は、武王の前で処刑され、姐己は太公望によっ
て退治される。

 これにより乱れた殷王朝の治世が終わり、周王朝によって平和な
世の中が訪れる。
国立公文書館(千代田区北の丸公園3-2)

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