塩哲の空即是色

日々の徒然日記

ミュージアム巡り 故宮200選 清明上河図_3

2012-01-07 06:02:32 | ミュージアム巡り_2012
 今回の故宮200選の展示で最大の目玉は「清明上河図」(せい
めいじょうがず)。なんと、9年前に上海市で公開展示された時
は早朝4時から開館まで6時間ほどの行列待ちが出来たという、中
国では知らぬ人がいないという図巻だ。

 図巻は、城外の光景から始まり、河を舟が行き交い、人々が行
き来する街へ移り、駱駝の隊商が通る楼門と市街の光景による三
つのテーマに分けられている。
 肉眼で階間見ると淡い墨一色に見えるが、制作時は様々な色が
使われていた。そして、描きの精密さが凄い。宗時代の都市構造
や庶民の経済を考える上で貴重な絵画資料といえる。
 さらに、見学待ち時間が長かったので説明書を読むと、図巻の
見逃してはならないポイントも書かれており、流れ見学時にも確
認できたところがココだ。
1.清明節の花を挿した駕籠の一行
2.馬に乗った厚着姿の一行
3.船で洗濯する姿
4.銭束を持つ姿
5.橋の上から川藻を見つめる人々
6.楼門を通過する駱駝隊商の一行
等など。
(東京国立博物館:台東区上野公園13-9)

最新の画像もっと見る