円空像の特徴は何といっても頭上に載る髻(たぶさ、もとどり、か
みがしら)だ。この「聖観音菩薩立像」(しょうかんのんぼさつりゅう
ぞう、Standind Sho-Kannon Bosatsu、Avalokitesvara、清峰寺)にも見
事なたぶさが載っかっている。
顔の表情は目がつり上がり、口は嘴のように突き出しており、完全
に怒りを表している。穏やかな表情の観音菩薩をイメージしていたが、
円空が造ると“怒”を表現しているようで、このあたりも興味深くて面
白い。
調べてみると、平安時代の初期の菩薩像や如来像には、とても厳し
い表情の像があり、円空はこれを手本にして像造したのかもしれない。
トーハク(台東区上野公園13-9)
みがしら)だ。この「聖観音菩薩立像」(しょうかんのんぼさつりゅう
ぞう、Standind Sho-Kannon Bosatsu、Avalokitesvara、清峰寺)にも見
事なたぶさが載っかっている。
顔の表情は目がつり上がり、口は嘴のように突き出しており、完全
に怒りを表している。穏やかな表情の観音菩薩をイメージしていたが、
円空が造ると“怒”を表現しているようで、このあたりも興味深くて面
白い。
調べてみると、平安時代の初期の菩薩像や如来像には、とても厳し
い表情の像があり、円空はこれを手本にして像造したのかもしれない。
トーハク(台東区上野公園13-9)