塩哲の空即是色

日々の徒然日記

Weekendの麺処巡り 蔦 で 1周年記念麺

2013-02-02 14:17:40 | 麺_2013
 本日と明日(2月2~3日)、巣鴨の「蔦」で創業1周年(2012
年1月26日)の記念麺が振る舞われる。それもサプライズとして
幡ヶ谷の「不如帰」(創業7周年、2006年1月11日)がコラボす
るとのこと。これは期待も高まるゾ。

 その告知では、不如帰から宮崎産の雉と蛤スープが、蔦からは鶏
のスープが合体され、タレは蔦の醤油、脂は雉と鴨から、麺はこの
日のみの限定麺で、2日が150食、3日が100食の提供だとか。
トッピングされる具材は、蛤、雉の駒肉、低温ローストの肩ロース、
それに一口柚味噌ご飯が添えられる。1,280円だ。
 徹夜組もあるのでは、と始発電車で向かい、店頭到着は5時15分。
店内から灯りが漏れているので隙間から覗くと、不如帰の山本店主
が厨房で孤軍奮闘中。後で伺うと、昨夜から泊まり込みだったとか。

 まずは大学生のフリークな方が列を作り、その後にいけ麺さん
登場。時間が過ぎると共に続々列が延びてきて、9時頃には整理券
が配布され、スタッフから開店10分前までに再びお越しください
とのコール。

 これはラッキー、その時間を利用してトーハク(国立博物館)へ。
特別展として「飛騨の円空」展を鑑賞しに上野の森にGO。造仏に
励んだ円空(1632~95)の仏像が161体展示され、その素朴で慈愛
と迫力に満ちた“円空仏”に魅了された。そのレポは後日。
 さて、再び「蔦」に戻りスタッフの方に確認すると、開店10分
前で整理券が116をカウントしており、その後の枚数は夜の部に
回されることとなった。

 前置きが長くなったが、入店して目の前に登場した一杯、ブラウ
ンカラーに染まったスープ、表面には雉と鴨のオイルが被い、いつ
もと違う自家製麺が沈下している。

 雉の深紅の胸肉とロースチャーシュー、不如帰をアピールする貝
付き蛤もあり、目で愛でて興奮するほどのビジュアル。
 スープをすすると、二店の誇りある食材の旨みがさざ波の如く追
いかけてきて、醤油を感じさせないファンタジスタな香りが清らか
に包み込んでくれる。喉ごしの滑らかな麺も良いなあ。
 最後は、柚子味噌ご飯に旨ウマスープを注ぎ浸して、味噌の風味
と鰹の削り節をほおばり大満足。
 神髄を感じあえた記念すべきコラボ麺、美味しかった、ご馳走様。

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