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柳生伸也のblog

ピスト

2011-09-30 10:10:34 | 雑記

最近、ブレーキの付いていない競技用の自転車『ピストバイク』を街中で乗る事が流行っているらしいです。

ブレーキが付いていなくて、ギヤが固定式らしいので、制動はペダルを逆回転させることで行うらしいんですけど、上手く止められればいいですが、下手をすればペダルの回転に脚力が負けて、体が前に投げ出されそうな気がするんですけど・・・。

例えるなら、バイクにブレーキが付いてなくて、エンジンブレーキだけで止まるような状態ですよね?
僕なら怖くて乗れないです。

街中を保安部品の付いていないレーシングカー(しかもブレーキなし・制動にはエンジンブレーキを使う)が走り回っていたらどうでしょう?
安心して歩く事はできないですよね?
公道を走る車は、公道を走る装備が付いていなくてはダメなんです。

むしろ、自転車はシンプルになるのではなく装備を増やさなくてはいけないと僕は考えています。

最近、『自転車は車だから』と、自転車で車道の真ん中を走る人がいますが、ブレーキランプやウインカーも付いていない車にそんなところを走られては困るんです。
そう言う人を轢いたら、自動車やバイクに責任が発生するわけですから。
車道を走りたければ、車道を走れるように、周囲に自分の『次の行動』を示せる設備を用意してから走ってください。
もしくは、手で信号を送ることを習慣付けるか。

今まさにピストバイクに乗っている人は、是非ブレーキを付けて、安全に運転して欲しいと思います。
自分が転んで怪我をしたり、命を失ったりする分には別にいいですけど、他人を巻き込んで怪我をさせたり命を奪ったりしてしまったら、取り返しが付きませんから。

ちなみに、自転車競技を生業にしている人たちが公道で練習する際には、ちゃんとブレーキの付いた自転車を使用しますし、万が一に備えて損害賠償保険にも加入しています。

公道でピストバイクに乗ると言う事はカッコいい事ではなくて、己の未熟さを周囲に見せる行為だと言う事に気づいて欲しいと思います。