Groovy Days

2008年7月23日マキシシングル『青空』をリリース!
柳生伸也のblog

imagene

2006-03-06 00:31:01 | 雑記
この間、街の本屋で見かけた本について。
その本は、ある国を名指しで非難するような内容の本だった。
俺は、結局その本を開いてみる事さえしなかった。
と言うのもね、自分の理念とはちょっと違う気がしたからね。

あるいはある国の歴史と言うのは、その国の外から見た場合、とても利己的で許しがたい歴史なのかもしれないけど、その国の国民の立場でそれを見た場合、とても正当な理由に基づいた、そうあって然るべき歴史なのかもしれないと思う。
ある国の行動は、たいていの場合その国民の利益を優先するように決定されていると思うし、それはおそらくその本が名指ししていた国に限らず俺たちの日本だってそうだろうし、他のどの国だってそうなんだと思う。

人間が『国』と言う単位で生活を営んでいる以上、それは仕方のないことだと思う。
県でも市でも、町でも町内でも、家族でもそうだし、自分と他人で考えた場合、果たして他の県や市、町や町内、他の家族や他人の事を最優先に考えて行動する人間なんているのかな?

ジョン・レノンが『imagene』で言っていた事はとても立派だし共感できる部分がないでもない。
ただ、悲しいかな人間はなるべく自分と同じような者同士で集まりたがるし、その集団の、もしくは自分の利益を最優先に行動してしまうんだと思う。

少なくとも、この世界を今よりもっと平和にするためには、お互いに『人間とは自分の利益を優先して行動したがるものだ』という共通認識の元でお互いの行動を許しあうしか方法がないような気がする。