NPO九州森林ネットワーク

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スギのふるさと中国

2006年03月14日 10時09分23秒 | <日々徒然・イベント>
(佐藤理事長のBlogのコメント~長くなりましたので別立て)
 知人によると雲南の手前の桂林の近くがスギの発祥の地だそうで、杉(トン)族という山岳民族がいて、スギの木造建築で暮らし、娘が産まれると嫁入り用にスギ苗を植えるそうです。数年前その知人が数人での視察を企画しましたがサーズで頓挫した経緯もあります。スギで生きるものにとっての原点を知る上で、数年以内に是非行ってみたいところのひとつです。

 本日の日経新聞に「国産丸太の中国輸出急増」とありました。2005年は昨年の3.5倍の1万7千m3だそうです。宮崎県、島根県、鹿児島県などが力を入れているようですが、この数字と輸入板製品の増加がパラレルだということに怪しいものを感じます。当初から懸念されていた逆輸入でなければいいのですが...。
 雲南の原生スギの伐採は、環境破壊の可能性もあり、そのあたりの事実が知りたいところです。「スギ輸出が増えた」「国産材シェア回復」など聞こえの良いことしか取り上げられませんが、その向う側にある事実を我々NPOのフィールドワークの分析で突破できることを期待します。(諸塚村/矢房)