NPO九州森林ネットワーク

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構造設計の偽装問題で思うこと

2005年11月28日 20時24分48秒 | <家づくり・室内環境>
このところ報道されているマンション等の構造設計偽造問題は本当に酷く、報道を見るたびに頭にきています。

関西大震災の後は耐震性への要求が高まり、特に2000年の「住宅品確法」施行後は性能表示義務や瑕疵担保責任などによって検査自身も厳しくなっているものとばかり思っていました。

この法律を契機に、木材に対しても強度が求められ、集成材への需要シフトが起こって国産材の価格暴落(価格破壊)の大きな要因になりました。一方で、こんな杜撰なことがまかり通っていたとは・・・。

被害マンションの住民の引っ越しの様子などもテレビで放映されています。単に同等のマンションを保障すれば事足りるものではないと思います。特に、子供達にとっては転校で友達をなくしたり、新しい環境に慣れるまで多くのストレスを受けることでしょう。

住は基本的な人権の一つだ、とつくづく思います。いったい、建築業界はどうなっているのでしょうか?

(佐藤/福岡)

感謝!

2005年11月04日 19時07分48秒 | <日々徒然・イベント>
 徹底討論会は拙い司会ですいませんでした。また、暖かいご声援ありがとうございました。

 前半の無党派層への木材の普及策は、徹底してこだわりで進めるのか、妥協してまず少しでも一般化することで一歩前進をはかるのかという議論を建築家と工務店の視点の違いで炙り出したかったところです。
 結論としては、両方向からそれぞれ進めて、ただ共に意識しあって、あれではだめだと否定しあわずに、住まい手にそれぞれの視点で提案できる選択肢をつくれる努力をしようとしたかったのですが、説明も悪く、最初だったので皆さん突っ込みも遠慮されて、消化不良でした。
 後半は、皆さんの積極的な意見で助かりました。ブランド材の問題は少し木材産地の都合ばかり言ってしまいましたが、提案型の家づくり、山からの家づくりの発信方法、規格化の問題、トレサビリティーの問題、はたまた集成材の問題と、山、工務店、建築家、行政、一般ユーザーなど様々視点からひとつひとつの課題を検証できたのは有効でした。普通は、山だけ、設計士だけ、工務店だけの空虚な観念論になってしまいがちなところですが、相互理解が具体的な突破口になるのではと期待しています。また、他にもいろんな視点や切り口があるのでしょうが、それは今後につなげていきましょう。

 遠方いらしてくれた戸塚さん、根岸さんには感謝の限りです。
 ご多忙の中、わざわざ出席いただいた安成社長、地元でご尽力いただいた岩本理事、いろいろ言われるのを覚悟で積極的に前面に出ていただいた長谷部さん、急遽無理なお願いを快諾いただいた神崎課長補佐…皆さんありがとうございました。
 またいい議論ができると良いですね。
 最後に理事長、事務局の皆さんお疲れ様でした。(諸塚村/矢房)