NPO九州森林ネットワーク

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‘切り株”環境教育の感想です。

2002年10月18日 06時20分25秒 | <九州連絡会議(旧コメント)>
お名前: 九州大学 林政 渕上 悟 [133.5.203.144] 2002/10/18/(Fri) 10:24
 始めまして、こんにちは、九州大学の渕上です。10月15日から計画していた切り株環境教育がやっと始まりました。今回は、授業の感想を投稿してみたいと思います。
 印象的なことは、子どもたちの食付きがとても良かったということです。やはり実際に、手で触れることのできるっていうのは、効果的です。また、私は、数分、子どもたちの前で、年輪の作られ方、木の構造を話すことができたのですが、授業している側が楽しくなるぐらい子どもたちの手が上がるといった感じでした。子どもたちからの質問の答えをゆっくり考える暇が無いぐらいです。大学の時の教育実習もあんなに楽しかったら、教員になりたくなっていたかも・・。それは冗談ですが。
 14年から総合学習が始まりました。これは私の勝手な意見・考えですが、この学習の完全実施に悩まれている先生方は多いと思います。
今、木材生産の重要性をアピールできる絶好のチャンスではないでしょうか。
私は、緑の列島ネットワークのような問題意識と知識をもった方々の積極的な教育現場へアプローチを期待しています。・・そんなことを考えながら今回取り組みました。
 授業の様子を収めたビデオは、トライウッド・野澤先生に編集後にお渡しする予定です。また、写真は九大林政(上のURL)にもUPしてありますので、ご覧下さい。また、同HPのGESTBOOKにでもご意見をお聞かせください。その他、草野小学校のの生徒さん・保護者の方々を対象としたアンケート、授業の感想には、とても面白いものがありました。どんな形になるかわかりませんがどこかで結果を示したいと考えています。このプログラムはまだまだ続きます。応援・やじ・怒り、何でも結構ですのでご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

ある新聞からー “県境を超え水源の森保護”

2002年10月14日 06時18分08秒 | <九州連絡会議(旧コメント)>
お名前: 吉弘 辰一 [p116-dnb10tenjmi.fukuoka.ocn.ne.jp] 2002/10/14/(Mon) 07:24
皆さん、お久しぶりです。
今年は、木材業者でありながら何故か地域の『農事組合の長』をしています。
お付き合いで、4月から『日刊 日本農業新聞』成る物を購読しておりますが、これがまた おもしろい!  木材や、農業も同じ悩みを抱えているのがよ~く判ります。 
さて、今日のヘッドラインは“県境を超え水源の森保護”です。
おおまかな内容は、川下の福岡県篠栗町が1億円を使い川上の上津江村の山林を購入するとの報道です。
篠栗町は、上水道を筑後川から日量1,200トンを取水しているそうです。
このお陰で、断水の被害にも遇わずに住民の生活環境が安定しているから、町が1998に『緑のトラスト基金』条例を作り毎年3000万の積み立てをして、筑後川上流の水源の森を支援して行くそうです。

ここまでに至った経緯は、源流域の大分県中津江村、上津江村、熊本県小国町、南小国町が協同して『筑後川上流域森林公有化協議会』を99年に設置して川下の自治体への山林所得を働きかけて来たからだそうです。

私は、福岡県の林業関係の諮問委員を6年ほどしていますが、ず~っと県の執行部に対し各県がバラバラの森林政策をするより、河川流域を背骨にした林業や森林政策をと提言してきました。 こんなNEWSを見ると、ユックリだが ようやく明かりが見えてきた気がしています。

ただ一つ気になる事が……。
購入される山林に広葉樹が植えられるとの事? はて、何でだろう??
適地適木が将来の資源確保につながる様な気がして成りません。
誤った情報が将来に禍根を残すことが無いように見守ってゆきたいものです。

国の政策も各自治体の政策も方向転換には時間が掛かるようです?
しかし、時間は掛かっても将来の子供たちの生活環境を決めるのは、今の私達である事実は変わりません、次の世代に喜んで貰える準備には気が抜けませんね、生活や資本は時間の中で循環しているからです。
時々目の前の現象に振り回されて見落とす事がありますが自らを注意したいものです。 
この一つの記事から二つ目が始まれば良いなァ…………。