NPO九州森林ネットワーク

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カーボンオフセット 調印

2010年05月03日 09時37分05秒 | <日々徒然・イベント>
 去る4月20日に当NPOメンバーの宮崎県諸塚村と熊本県小国町が九州で自治体として初めて環境省によるJ-VERというカーボンオフセットのクレジットが認証されましたので(民間では住友林業社有林が昨年取得済み)、坂本龍一氏が代表の「more Trees」と森林づくりに関する協定を結びました。大分県日田市上津江町の(株)トライウッドも申請準備中ということで、同時に協定に参加し、当NPOは理事長の佐藤が立会人として調印しました。

 約1年半、横文字の多いJ-Ver制度についてフォーラムや勉強会などを行い、申請・認証に至りました。今回、坂本代表自ら3つの森林を巡られ、その後の調印式となりました。3事業者の皆様おめでとうございます。また、この間多大なサポートを頂いたmore Trees事務局長の水谷伸吉氏に御礼申し上げます。

 3つの事業者の認証はいずれも間伐促進型によるものです。これは計画通りの間伐を実施すれば、その地におけるCO2吸収量を算定し(特別のモニタリングが必要)、CO2の排出を抑えたい企業や個人に販売できるという仕組みです。

 二酸化炭素という眼に見えないものの取引ですが、単なる数字合わせではなく「あの山村や会社を応援したい」という「想い」にまで繋げることが必要です。その点、世界のサカモト教授が代表のmore Treesはプレゼンス力が大きいので、これまでにない新たな山村とマチの連携に発展することを期待しています。

 以下、メディア情報です。

(宮崎日日新聞)
http://www.the-miyanichi.co.jp/contents/?itemid=25439

(熊本日日新聞)
http://kumanichi.com/news/local/main/20100419004.shtml

(RKK熊本放送)
http://www.rkk.co.jp/cgi-bin/newscgi/backno_page.cgi?id=NS003201004191738420111

 (文責:佐藤)