上の写真は、ポートランドにある自然食品の全国チェーン・Whole Foodsの店内。『ポートランドのコーヒー・ハウスめぐりは楽しいゾ♪』で紹介した、Powell’s Booksの近くにあります。このWhole Foods、一見するとアメリカにありがちな普通のスーパーと変わらないけれど、れっきとした自然食品スーパー。サラダバーやホットバーもあって、店内で食事ができるようにもなっています。
(Whole Foodsで購入した、ビーガン用チョコレート・ドーナッツ。豆乳入り。これには牛乳は入ってません!!)
1980年に、テキサス州オースティンに第一号店ができたこのWhole Foods。80年代にもてはやされた「ヤッピー(都会に住むヤンエグ)」など、高学歴・高収入で健康意識が高い消費者の支持を得て、急成長を続けているようです。「Whole Paycheck(小切手)」と揶揄されほど、確かに値段は高め。ポートランド店は、現在市内で一番注目エリアのパール地区(Pearl District)にあり、客層も、それなりにハイソな生活を送ってそうな人が多いです。
このWhole Foods、わたしが住んでいる町のダウンタウンに進出する計画が、現在進行中。ポートランド店もかなり大きいけれど、それよりも大きい店舗になるとか。「Whole Foodsのお陰でその周辺が賑やかになった」、と言われるほどの集客力を誇るポートランド店。今ひとつ活気がないこの町のダウンタウンに、人を呼び込む起爆剤になることを期待されています。(これ以上自然食品店が増えるの!?)
このWhole Foodsの設立者の一人であり、現在CEOでもあるJohn Mackeyさん。ちなみにこの方、最近ビーガンになったそうです。『輪と言う概念』と『ビジネスにおける「中道」』で紹介した、Tom’s of MaineのTom Chapellさんのように、Mackeyさんも、「企業の儲けと社会の利益はは両立する」という信念の元にビジネスをしています。そんなMackeyさんが現在掲げている大きな目標が、「To change the values and reputation of business in America (アメリカで、ビジネスの価値観と評判を変えること)」。Socially-responsible businessというか、社会や環境へのインパクトを考慮しながら経営していく会社が、企業としても儲けていくということを、Whole Foodsの経営を通して証明したいそうです。
こんなビジネス・ビジョンを記した本を、Mackeyさんは現在執筆中とか。出版されたら、獄中のホリエモンにぜひ読んでほしいですね。(それまでには出所してるのかな?)金儲けたら、毎日ご馳走食べて、30億円かいくらか知らないけれど、プライベート・ジェットを購入して海外旅行・・・。一昔前の典型的な成り上がり根性を、あそこまでよく出せるものだと感心していました。わたしが、『目先の満足感のみを追求するのは、貧乏人?』で指摘した、「物質面は豊かだけど、精神面は貧乏人根性をもった現代人」像を、嫌というほど見せ付けてくれましたね。正当なやり方であれば、金儲けしてもいいでしょうが、使い方を考えてほしいもの。頭はいい人らしいので、惜しいですね。
(Whole Foodsで購入した、ビーガン用チョコレート・ドーナッツ。豆乳入り。これには牛乳は入ってません!!)
1980年に、テキサス州オースティンに第一号店ができたこのWhole Foods。80年代にもてはやされた「ヤッピー(都会に住むヤンエグ)」など、高学歴・高収入で健康意識が高い消費者の支持を得て、急成長を続けているようです。「Whole Paycheck(小切手)」と揶揄されほど、確かに値段は高め。ポートランド店は、現在市内で一番注目エリアのパール地区(Pearl District)にあり、客層も、それなりにハイソな生活を送ってそうな人が多いです。
このWhole Foods、わたしが住んでいる町のダウンタウンに進出する計画が、現在進行中。ポートランド店もかなり大きいけれど、それよりも大きい店舗になるとか。「Whole Foodsのお陰でその周辺が賑やかになった」、と言われるほどの集客力を誇るポートランド店。今ひとつ活気がないこの町のダウンタウンに、人を呼び込む起爆剤になることを期待されています。(これ以上自然食品店が増えるの!?)
このWhole Foodsの設立者の一人であり、現在CEOでもあるJohn Mackeyさん。ちなみにこの方、最近ビーガンになったそうです。『輪と言う概念』と『ビジネスにおける「中道」』で紹介した、Tom’s of MaineのTom Chapellさんのように、Mackeyさんも、「企業の儲けと社会の利益はは両立する」という信念の元にビジネスをしています。そんなMackeyさんが現在掲げている大きな目標が、「To change the values and reputation of business in America (アメリカで、ビジネスの価値観と評判を変えること)」。Socially-responsible businessというか、社会や環境へのインパクトを考慮しながら経営していく会社が、企業としても儲けていくということを、Whole Foodsの経営を通して証明したいそうです。
こんなビジネス・ビジョンを記した本を、Mackeyさんは現在執筆中とか。出版されたら、獄中のホリエモンにぜひ読んでほしいですね。(それまでには出所してるのかな?)金儲けたら、毎日ご馳走食べて、30億円かいくらか知らないけれど、プライベート・ジェットを購入して海外旅行・・・。一昔前の典型的な成り上がり根性を、あそこまでよく出せるものだと感心していました。わたしが、『目先の満足感のみを追求するのは、貧乏人?』で指摘した、「物質面は豊かだけど、精神面は貧乏人根性をもった現代人」像を、嫌というほど見せ付けてくれましたね。正当なやり方であれば、金儲けしてもいいでしょうが、使い方を考えてほしいもの。頭はいい人らしいので、惜しいですね。
とりあえず見せしめ的にライブドア関連だけを吊るし上げてる気がします。
かと言ってライブドア関連の会社が好きなのかっと言われると、別に。
日本放送の買収の時から
礼儀に欠ける会社だと思ってました。
礼節を重んじる日本人に対して
あれでは通用しないでしょう。
話には聞いていた「Whle Foods」。
初めて店内の写真見ました。
さすがアメリカ、規模が違いますね。
日本にいる私から見ると、「これ以上自然食品店が増えるの?!」なんてぜいたくな悩みです。
「アメリカでは国民の35%が日常的にオーガニック食品を買い、マイノリティや低所得者層もオーガニックを買い始めている」と聞きますが、アメリカに住んでいてそういうことは実感されますか?
「貧乏人こそオーガニックライフ」が私の持論です。
確かに、オーガニックは高い。でも、安くても不自然なものを食べたり使ったりして将来変な病気になり、莫大な治療費を払うくらいなら、多少高くても自然な食べ物や製品で、変な病気にかかるリスクを減らしたい。その方が長い目で見れば安上がりです。
安い価格の裏には、人材の買い叩きや不自然なことがある。他人を買い叩くことは、自分も買い叩かれる社会をつくるということに、早く気づいてほしいと思います。
ホリエモンについては、今まで日本人が見てみぬふりをしてきた、常識だの精神論だので押し隠してきた日本社会の現実を、わかりやすい形でえぐり出してくれた。だから反発を招いたし、今の世の中に言い知れぬ不満を抱いている若者には支持されたと私は感じています。
「金さえあれば何でもできる」って、ホントですもんね。そういう世の中をつくってきたのって、ホリエモンを批判してきた人たちのような気がしますけど、気のせい?
環境を破壊、汚染し、人間性を否定して金を稼ぐのではなく、地球環境に配慮し、人間が人間らしく生きることができる仕組みをつくる。それがビジネスになり、儲かる社会になって欲しいと強く願います。
確かに、目立ったというか、社会的影響が強いから叩かれた、という気がします。わたしが日本で会社員していたとき、勤めていた会社が公正取引委員会の強制調査を受けたことがあったのですが、「(当時同じような目に遭っていた)資生堂やナイキと並んだな」と、社長が喜んでいました。強制調査を受けたということは、それだけ社会的影響力が認められたからだと。
わたしはホリエモン、個人的にはどちらかというと好きでした。ただ去年の夏ぐらいから、顔つきがふてぶてしくなってきていたのが、ちょっと気がかりでしたけど。
コメント、ありがとうございます。
具体的な数字は分かりませんが、メディアによると、オーガニック・ビジネスは今後有望な分野のようです。低所得者層はどうなんでしょうか・・・?先日のニューヨーク・タイムズ紙に、ニューヨーク市内の低所得者層に低脂肪ミルクを広げようとしている、という記事を見ましたが・・・。「オーガニック?高いから買わない」という人も多いのではないでしょうか?
>「貧乏人こそオーガニックライフ」が私の持論です<
わたしの母と同じことを言ってますね。農薬を使用すると土がぼろぼろになるから、オーガニックを支持するという方もいらっしゃるようですよ。
ホリエモンの見方は鋭いですね。ホリエモンを批判する前に、自分達の価値観や世界観を見直すべきかもしれませんね。自責の念もこめて。