gachakooさんが以前、『アメリカに、「食べ物を残すともったいない」という概念はない?』に残してくださったコメントです。
「日本も使い捨て大国アメリカの影響を受け、支配下におかれているので、情況[状況] は似たようなことが起こっています」
下は先日、蘭丸さんが『世界で起きている諸問題の元凶は、American Way of Life?』に残してくださったコメント。
「(略)アメリカが全部悪いって訳ではなくて、それに疑いも持たず追従してきた私を含めた日本人をどうかと思います」
そして最後に、『『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活』(鈴木猛夫著、藤原書店、2003年)の97ページから引用。
「(戦後)アメリカが日本人の食生活を変えようとしたことは事実であるし、余剰農産物を有効に使ってうまく日本市場を獲得したのも事実である。しかしどういう意図で行おうときちんと契約を結んでお互いが納得した上で行われた行為である以上、その一方だけが非難されるのはおかしい。日本はアメリカにだまされたという人もいるが、だまされるような契約を結んだ日本側にも非があるのだ。つまりだまされた方が悪いのであって、法的にはアメリカは何の落ち度もない。そこを忘れて一方的にアメリカを非難することはできない」
これらのコメントを並べて思い出すのが、「ヘゲモニー」という概念。先日の記事『庶民はエリートの「操り人形」か?』では、広告を含めた企業のマーケティング戦略と消費者の関係(消費者は宣伝に簡単にだまされる?)を簡潔に述べました。この企業と消費者の関係、アメリカと日本にも置き換えられそうです。特に戦後、アメリカは日本に対して「hegemonic power」というか、政治的、文化的に指導権を握ってきたようですし。そこで疑問。現在わたし達が当たり前に思って疑いもしない価値観を含めた世界観というのは、アメリカのhegemonic powerの影響をどの程度受けているのでしょうか?大学生のレポート課題にしたくなるような質問ですね。
日本政府が再び輸入を停止するなど、ごたごたが続く米国産牛肉。もしわたしが牛肉を食べるとしても、アメリカ産牛肉は食べません。『米国産牛肉』で述べたように、日本はアメリカの第一のお客様。米国内での消費増が見込めないので、日本人にはどんどん牛肉を食べてほしいアメリカ。そんなアメリカの思う壺にはまるのが嫌というか・・・。何かしゃくに障りませんか?このブログで何度も言ってきたように、食を含めた消費は政治行動。米国産牛肉には、ベジタリアンでなくても「No!」と言います。「牛丼食べるかどうかなんて、個人の勝手でしょ!牛丼好きな人がそれを食べて幸せな気分になるんだったら、アメリカ産牛肉使った牛丼食べたっていいじゃない!」と言われれば、わたしに止める権利はございませんが・・・。
「日本も使い捨て大国アメリカの影響を受け、支配下におかれているので、情況[状況] は似たようなことが起こっています」
下は先日、蘭丸さんが『世界で起きている諸問題の元凶は、American Way of Life?』に残してくださったコメント。
「(略)アメリカが全部悪いって訳ではなくて、それに疑いも持たず追従してきた私を含めた日本人をどうかと思います」
そして最後に、『『アメリカ小麦戦略』と日本人の食生活』(鈴木猛夫著、藤原書店、2003年)の97ページから引用。
「(戦後)アメリカが日本人の食生活を変えようとしたことは事実であるし、余剰農産物を有効に使ってうまく日本市場を獲得したのも事実である。しかしどういう意図で行おうときちんと契約を結んでお互いが納得した上で行われた行為である以上、その一方だけが非難されるのはおかしい。日本はアメリカにだまされたという人もいるが、だまされるような契約を結んだ日本側にも非があるのだ。つまりだまされた方が悪いのであって、法的にはアメリカは何の落ち度もない。そこを忘れて一方的にアメリカを非難することはできない」
これらのコメントを並べて思い出すのが、「ヘゲモニー」という概念。先日の記事『庶民はエリートの「操り人形」か?』では、広告を含めた企業のマーケティング戦略と消費者の関係(消費者は宣伝に簡単にだまされる?)を簡潔に述べました。この企業と消費者の関係、アメリカと日本にも置き換えられそうです。特に戦後、アメリカは日本に対して「hegemonic power」というか、政治的、文化的に指導権を握ってきたようですし。そこで疑問。現在わたし達が当たり前に思って疑いもしない価値観を含めた世界観というのは、アメリカのhegemonic powerの影響をどの程度受けているのでしょうか?大学生のレポート課題にしたくなるような質問ですね。
日本政府が再び輸入を停止するなど、ごたごたが続く米国産牛肉。もしわたしが牛肉を食べるとしても、アメリカ産牛肉は食べません。『米国産牛肉』で述べたように、日本はアメリカの第一のお客様。米国内での消費増が見込めないので、日本人にはどんどん牛肉を食べてほしいアメリカ。そんなアメリカの思う壺にはまるのが嫌というか・・・。何かしゃくに障りませんか?このブログで何度も言ってきたように、食を含めた消費は政治行動。米国産牛肉には、ベジタリアンでなくても「No!」と言います。「牛丼食べるかどうかなんて、個人の勝手でしょ!牛丼好きな人がそれを食べて幸せな気分になるんだったら、アメリカ産牛肉使った牛丼食べたっていいじゃない!」と言われれば、わたしに止める権利はございませんが・・・。
といっても世界でやっていくには、権謀術数?裏の裏を読んで?とか、したたかにならないとダメなのでしょうけれど、その点日本の外交はまだまだですよね。昔から外国と丁々発止で渡り合ってきた他の国にはかなわないというか。
もったいないブランドが外国に取られちゃったって、ホント訳分かりませんね。「青森りんご」も中国で特許取られてるらしいですしね。そういうの聞くと、わたしの周囲では「(特許を取った外国人に対して)なりふりかまわずで遠慮の無い、恥知らず」という意見を持つ人が多いのですが、その感覚がお人よしというか。。。
遠慮や配慮は日本人の美点と思いますが、外国に対しては通用しないんだよー(外国人に遠慮を期待するのが間違ってる)と思います。
牛肉に関しては、「アメリカの思う壺」だとわかっていても、「でも、吉野家の牛丼が好きだから食べたい」と思う方は多いでしょうね。そんな方達にしてみれば、「アメリカにだまされてるんじゃないもん。自分らが進んで牛丼おいしいと思って食べてるんだもん」ということになるのでしょう。武力や脅しを使って、無理やり牛丼を食べさせられるわけではないですから。そうして日本人がどんどん牛丼食べてくれたほうが、アメリカ食肉業界は儲かっていいのでしょうが・・・。
「輸入全面停止は日本側の過剰反応だ」っと非難したとか。
私には「文句を言わずに黙って喰え」って言ってる様に聞こえます。