忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

書を楽しむ麗川会

2013-01-20 19:40:33 | 教室
今日は私の書道教室の紹介をさせていただきます。

「書を楽しむ麗川会」を発足して、30年余り。

現在は、まもなく90歳になられる方から高校生まで、
老若男女、会員数35名ほどです。
横浜の上大岡・阪東橋・新杉田の3箇所でお稽古をしています。

いづれの教室も10名ほどで和気あいあい。

私は、会員の皆さんの力によって、
書道を続けさせていただいていると感じています。
皆さんとても素敵な方ばかりで、
私には母親代わりや兄姉代わり、
可愛い娘がたくさんいてくれて幸せです。

ご高齢の会員さんは、皆さんの手本になってくださり、
若い人たちは先輩を見習って、
全員が声を掛け合い、励まし合って進んでいます。

「書を楽しむ」というのは、
おしゃべりや、リクレーションをする…
ということではなく、
書の勉強は苦しいけれども、
その苦しみを乗り越えたところに「楽しみ」が生まれると。

そんなことを話ながら、ご指導させてもらっていますが、
教室では、おしゃべりに花が咲いています。
会員相互のコミュニケーションはバッチリです。

お稽古場に来るたびに、家で書いたものをどっさりと持ってこられたり、
教室で黙々と書いている方もいらっしゃいます。
その情熱は凄いものです。

何を勉強するかは自由。
初心者は競書雑誌のお手本や、
仮名の基本練習。
初心者を卒業すると、
それぞれ臨書課題を決めて、1年~2年かけて取り組みます。
半紙練習から始まって、
半切・全紙に書いたり、原寸臨書に挑戦。
現日書展などの書道展にも出品している方も多いです。

教える側も、いろいろな物に対応できるように
勉強しなければならない訳で…
一緒に勉強させていただいています

また、3ヶ月に1度ぐらい、全員で作品作りをする
課題を設けています。
決して競争ではなく、お互いの作品を比べて
今後の作品制作に役立てる目的です。
第1回の課題は「いろはうた」でした。
昨年会員全員で書いたのですが、
最も熱心に取り組まれた I さんの作品を紹介します。



「文字の大小・太細・方向性・潤渇の変化が工夫されています。
まじめで几帳面な方ですが、ご努力により柔軟さを備えてこられました。」
と、作品紹介に批評を加えました



次回のお稽古は、

上大岡教室と杉田教室は、1/26(土)
阪東橋教室は、1/31(木)  です