忘己利他

書道をやっています。大切な仲間に恵まれ、ふれあい、共に楽しむために・・・

在野であること

2013-10-30 23:51:03 | 書道
私は、日展にも、大手新聞社主催の書道展にも、所属していません。

それらに出品し、入選入賞し、ステイタスを得ることが書道界での花道なのかもしれません。


本日の朝日新聞の1面と39面に、気になる記事が大スクープのように書かれています 



でも、これはスクープでも何でもなく、

書道界では、ず~と知られていることです。

今回は、日展の篆刻部門だけ取り上げられていますが…



私は、日展・新聞社展から外れている

書道界でいう「在野」という立場にいます。、

むしろ「在野」でいることを誇りとしています。

地位も名誉もいらない。

ただ、書を愛し、書を楽しみ、佳い作品を創る事に力を注いでいます。


自由な立場でいること。

自由に作品が書けること。

束縛も遠慮もありません。




在野の方が多い現日会は

自由に奔放に

独自性を求め、

現代の書壇の閉塞感を打破する

「書のルネッサンス」を進めています。



現日会は、数の力ではなく、お金の力ではなく、

作品本位で審査します。

現在、第54回現日春季書展 公募作品募集中。

書展関係書類は、事務局へご請求ください。

















坂本龍馬に憧れて

2013-10-29 13:17:16 | 書展


「世の中の人は何ともいわば言え 我が成すことは吾のみぞ知る」

坂本龍馬の歌です。

この作品は、7~8年前に書いたもの。

写真が見つかったので、アップしてみました。


来月8日から高知で開催の、「2013 書TEN ―変わる―」にて

出品者全員が研究作品として、「龍馬のことば」を書いています。

私はこの歌が一番好きなので、もう一度書き直し。



人の評価など関係ない。
自分が信じた道を突き進むのだ。

と、幕末・維新と日本の歴史に数多くの変革をもたらした
坂本龍馬の精神に憧れて…



「2013 書TEN ―変わる―」

今回のテーマは、「変わる」
何を変えようとしているか、それぞれ違うが、
現代空間にふさわしい新しい作品の模索は、
共通している。

どんな書展になるか、
たのしみです。












和心―大字パフォーマンス

2013-10-27 20:24:20 | 書道
台風が通り過ぎ、秋晴れの気持ちの良い一日
本日、千葉県柏駅前の商業ビルの1階ウッドデッキにて、
「和心」(かしごころ)というイベントが行われました。

絵・音楽・書・舞

いろいろな表現者による「和の輪」を広げるパフォーマンスです。

その「書」の大字パフォーマンスをされたのが、
現日会の友人の香子さん。

「和」と「森羅万象」という2作品を書かれました。



準備から仕上がりまでは、すてきな歌声のバックミュージックがあり 
小柄な身体にもかかわらず、
大きな筆を全力で振る彼女の姿が感動的でした 



拝見している私も、まるで自分がその場で書いているような気持ちになってしまい、
歯を食いしばっていました 

墨の飛沫をダンボールで囲ったり、大きな墨の入ったバケツを筆者の動きに合わせて運んだり、
書き上がった作品の墨だまりを拭いたりと、
ご本人ばかりでなく、周りのサポーター(多分香子さんのお弟子さん達)も奮闘されていました。






会場は、柏駅東口を出たすぐのところ、
このパフォーマンスを見に来られた方は勿論、
通りがかりの方も多く、歩道橋の上は物凄い人だかり。



書き上げてから、花束を受け取り、インタビューに答える香子さんの笑顔が
とても清々しく印象的でした 




今 この時に 2

2013-10-25 21:32:56 | 書道
台風が2つも来ています。
今夜から明日の午前中は暴風雨とのこと 
皆様、被害がないように、くれぐれもご注意ください。

本日麗川会の連絡網を回し、台風の影響により明日のお稽古の中止を連絡しました。
連絡網の要となってくださっているYさんとKさんのご尽力により、
多分全員に回ったと思います 



さて、先日の「書を楽しむ麗川会展」を機に
私の作品を集めたフォトブックを作りました 



題して「今 この時に 2」
実は「1」を2年前の麗川会展の折に作ったので、
今回は「2」となったわけです。

2年間の作品をまとめてみました。
拙作ばかりですが、私という存在の足跡のようなものです。
見苦しくも、今の自分を表現しています。

そのフォトブックが、ネットで紹介されています。

http://www.mybook.co.jp/gallery/
「作品集 shinko50 」

興味のある方は、ぜひご覧ください 




2013書TEN―変わる―

2013-10-23 01:00:29 | 書展
「書TEN」は、10名の書を愛するグループです。
2010年に発足しました。
10名だから「TEN」、10年に発足したから「TEN」です。

全員が、日展や新聞社が主催する書道会には所属せず、
自由な立場を貫いています。
それぞれが表現の独自性を目指し、
良い作品を創りたいと常に前向きです 

私は力不足にもかかわらず、このグループに入れていただき、
メンバーの方々に大きな刺激をいただいています。





今回は発足4年目で、
11月8日(金)~13日((水)10:00~17:00(最終日は15:00まで)
「2013書TEN―変わる―」を開催します。

メンバーに高知県在住の方がおられるので、
今回は高知市 高新画廊にお邪魔します。

高知近隣の皆様、ぜひぜひご来場ください。


昨日やっと作品が仕上がりました 



この写真(↑)は完成品ではありませんが・・・作品の一部「叫」
出品作は、表具屋に送るため、既に梱包してしまいました。

まずまずの作品
イマイチの作品

反省はありますが、精一杯書きました 

皆様から感想をいただければ、嬉しいです。