われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

穏やかな立冬ですね

2005-11-07 15:16:09 | Weblog
 みなさんこんにちは。
 今日は二十四節気のひとつ「立冬」であります。暦の上では今日から冬ということですが、朝の予報に反して一日穏やかな良い天気でした。陽も差して気温も上がり、日中の園児玄関前は21度ありました。
 二十四節気という言葉を思い出すたびいつも思うのは、昔の日本人は24通りもの微妙な季節の変化を感じ取ることができたのだなあ、ということです。(伝来は中国の陰暦ですが)古来、わたしたち日本人の感性は繊細で柔らかく、そしてずば抜けて優れていたのです。中国やモンゴルや様々な文化をルーツとして、良いところはとり入れつつアレンジしながら独自の日本文化(文明と言ってもいいかもしれない)を作り上げてきた。だから、どんなに時代が変わってもこういう優れた言葉(二十四節気のひとつひとつの言葉に代表されるような言葉)はけして失ってはなりません。死語にしてしまってはいけません。言葉を失うということは、私たちが私たちでなくなるということなのです。日本人が日本人でなくなる、ということなのです。 
 
 さて、本日予定していた避難訓練も無事に行うことができました。今回は自由遊びの時間に地震がおき、給湯室から出火したという想定でしたが、子どもたちはみな一様に落ち着いて淡々と行動していました。年少組の子どもたちも担任の指示をよく聞き冷静に避難していて、成長を感じました。もう何の心配もいりませんね。マラソン大会、真人祭と大きな行事を一つ一つクリアしてきた彼らは、すでにこれまでの姿からひとまわりもふたまわりも大きく変貌を遂げているように見受けられます。年少の殻を突き破って年中に近づきつつある子どもたち、と言って差し支えないでしょう。
 そういう視点で他の学年の子どもたちを見てみると、それぞれが確実に成長し、これまでの古い殻から脱皮してさらに変貌を遂げようとしているのがよくわかります。園内のいたるところで彼らのエネルギーがひとつの大きなうねりとなって、力強い流れを作り出しているのを感じます。これからの成長ぶりがいっそう楽しみなこの頃ですね。
 
 ところで、子ども自身が大きく成長しようとしている時には、私たち大人もまた彼らのペースに合わせて成長しなくてはなりません。彼らへの対応や言葉がけひとつとってもその変化をすばやく察知してシフトしていく必要があります。ひとつ大人になろうとしている子どもには、こちらもその心づもりでかかわっていく必要があるわけです。ご自分のお子さんについて、あるいはお子さんと自分との関わり方について、今一度振り返ってみる良い頃合かもしれません。

 さて、明日も良い天気になりますように!


【今日の一枚】
昼過ぎに園児玄関前から園庭のほうを見てみると、たくさんの子どもたちであふれていました。穏やかな日が続くといいですね。
 


コメント
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