遊びをせんとや生まれけん

キャンピングカーGTで車中泊したり温泉巡りしています。

石垣と烏賊

2017-03-28 20:02:52 | 日記
今日はかねてから行きたかった名護屋城跡とその周辺に行ってきました。
例によって父と2人です。


朝7時前に出発。
熊本ICー鳥栖JCTー多久ICー厳木(きゅうらぎ)
ー唐津市ー名護屋城というコース。
ウィークデーとあって、特に渋滞もなく9時半頃着きました。
唐津の近くに妻の実家があるため、ナビを稼働させることもありません。


駐車場に着くなり、一部崩落した石垣が聳え立っているのが目に飛び込んできました。
事前の勝手な思い込みで、かなり小規模なものを想像していたので、良い意味で予想を裏切られることになりました。



見回すと奥の方にも石垣が続いているようで、かなり大規模な城跡だとわかりました。
私はこのような手をあまり加えていない遺跡や石垣などが好きなので、期待に胸が膨らみます。


事前のリサーチによると隣接の博物館で案内用のタブレット端末を借りることができるようなので早速行ってみました。
タブレットは簡単な手続きで、なおかつ無料で借りることができます。
首にストラップを掛けて端末を水平に保持すると全体の平面図と自分の現在地、垂直に目の前にかざすと建てられた当時の建物の様子が画面に写ります。方向を変えるとそれにつれて写る画像も変わっていき、随分立派で大掛かりな城だったことがよくわかりました。
良くできたソフトで、初めての経験でしたね。小中学生にも最適かと!




父は足が弱ってきているので、全体的な散策は出来ませんが、日頃のリハビリのお陰か、なんとか頂上の本丸広場まで登り、眼下に拡がる素晴らしい景色を見ることができました。
呼子大橋、加部島、加唐島、馬渡島等がよく見えます。
ただ、広場の真ん中にある記念碑的なものは時代も無いようで、違和感がありました。


予想以上の偉容に大満足の我々は、次の目的である呼子名物の烏賊を食べに行こうと漁港方面に向かいます。
周辺には数多くの烏賊を提供する店があり、
案内の看板も数多く見られますが、中でも有名な「河太郎」に行ってみました。
しかし昼時でもあり店の前には約50名の大行列が!これは無理!
こんなこともあろうかと、これも事前にキープしておいた、近くの「漁火」さんへ。





イメージ通りの烏賊の活き造り。定食で@2,800。透明な烏賊はコリコリとしているのに固すぎず、総入れ歯の父でも食べられました。甘味も十分。
もうひとつ頼んだ天婦羅定食はお造り付で@1,000と、これはリーズナブルですね。
帰り際に漁港にある、烏賊がクルクル回っているドラえもんが目印の干物屋は安くて良いよと店の人に言われましたが、親戚かなんかでしょうかね(笑)


名物に大満足の2人は、最後に風の見える丘公園に。
呼子大橋を渡り向かいます。
横風に弱い我GTですが、今日は穏やかで、橋の上から海峡を見下ろし、海底地形が見えるほど澄んだ水に驚きながら山頂へ向かいます。


穏やかな日で風は見えませんでしたが、確かに絶景で、周囲の島々や呼子漁港や橋が手に取るように見えます。
でも風の強い日は大変だろうな。


実はもうひとつ本日のミッションがあります。
それは、唐津でこれを買って帰ることです。



甘いものがそれほど好きでない私もこれは大好き。愛知県にいる妻や娘たちにも送ります。


というわけで、天気にも恵まれ、なかなか充実した一日を過ごすことができました。
最後に、高速道で見かけた変わったものをひとつ。

五郎八離れ

2017-03-26 22:00:13 | 日記
昨夜は熊本市中央区花畑町にある「五郎八離れ」で食事をしました。
熊本の繁華街のなかのビルの5階にあるんですが、町の喧騒も届かず、ゆったりと食事をすることができました。



予約したのは熊本の郷土料理のコースで1人前8,000円です。
先付けの次くらいに椀物が出てきたのにはちょっと驚きましたが、料理は続きます。


先付けの中にカラシ蓮根もありましたが、あまりに上品で、辛いのかどうかも覚えていません。

お造りの中には車海老もあり、良い歯応えをしていました。


ここのお店を紹介して下さった方に報告したら、刺身の下からドライアイスの煙が出てたでしょう?とおっしゃいましたが、残念ながらそれはありませんでした(笑)
その方はもっと高いコースを召し上がったのでしょうね。


馬刺は前半に出ましたが、きれいなさしが入っており味も言うことありませんでした。お店としてもなかなか力がこもっているようです。


一緒に食事した人が長野出身で馬刺は小さい頃からよく食べていたそうですが、赤身が殆んどでさしの入ったものは経験がないとのこと。
風邪を引いたら額に生肉を貼り付けられ、臭くて嫌だったそうです。
写真を撮り忘れる痛恨のミス。


メインとなるのは馬肉のすき焼きです。




見た通りの上品なお味!
九州の味は甘いでしょ?と聞いたところ、確かにどれも甘いけど、コクもあって美味しいと言っていました。


ひとつひとつの量はそれほど多くはないけど、品数もあり釜飯は一杯しか入らず、少し残してしまいました。美味しかったのに。
こんなところにも衰えを感じてしまいますね。


デザートはマンゴーと赤肉メロンで、コースの中ではこれが一番美味しかった!
ここでも写真を撮り忘れ。


一緒に食事した人ですが、実は私の娘と結婚したいという青年で、単身熊本に挨拶に来たのです。
詳細は省きますが、本人同士が良ければというのが私の考えで、さらには仕事もできる落ち着いた人なので、こちらこそ宜しくとお願いしました。


このあと二次会で予定していた店に行ったところまだ開いておらず、そこで解散したのですが、せっかくなのでキャサリンズ Barに行ってみれば良かったなあと思うも、後の祭りですね。


というわけで、大事なお話しも無事終了しちょっとばかりホッとした気分です。


ホームグラウンド

2017-03-23 21:29:17 | 日記
顔の手術の傷も約1週間で癒え、温泉通いを始めています。
とはいえ夕食後に気軽に行ける範囲(10数km)の立ち寄り湯は殆ど行き尽くした感があるので、次第にお気に入りに繰返し訪れることになります。


いわばホームグラウンドですかね。
これに相当するのは2ヵ所で、ひとつは植木温泉の大月苑、もうひとつはその比較的近くの宝の湯です。
いずれも熊本市北区植木町にあります。



共通点としては、アルカリ性のトロトロ感、若干の硫黄臭、ぬる湯であること。



異なる点もあります。
大月苑は旅館の内湯で、宝の湯は温浴施設。



大月苑の良いところはなんといってもそのトロトロ感です。
あのトロトロは体の脂分とお湯のなかのアルカリ成分が反応してできる石鹸のようなものだと聞いたことがありますが、まさにそんな感じですね。
それと静かなこと。
1度だけスポ少の子供たちが数人居たことはありましたが、殆ど私以外1人か2人。
まるで家族湯を独占している気分になれます。
ただし宝の湯に比べると僅かに深いので、浴槽内に座って居眠りすることは難しいかな。


一方宝の湯の良いところは露天風呂ですね。
温泉としてはかなり湯温が低く、かといって冷たい訳でもなく絶妙な温度なので、中でつい居眠りしてしまいます。
廻りを見ても必ず1人は寝ているオジサンがおられます。
水深も浅めで、浴槽の縁に頭を持たせかけてリラックス態勢がとれます。
トロトロのお湯に包まれて、まるで何かの幼虫になったかのような気分で、思わず居眠りしてしまうんです。
隣にもうひとつ浴槽があり水が掛け流されていますが、これまた微妙な水温で、夏はここに入ると冷泉浴が出来るのではないかと思います。お湯でも水でもない、その境目の温度です。
ここの欠点?は人が結構多いことです。
時間帯によっては近くの集落の人達の社交場状態になっています。
トラクターだの植え付け時期だの話題になっているので、周辺の農家の方たちが集まって来ているようです。



これからも出掛ける度に可能な限り温泉に入り、理想の温泉を探していきたいと思っています。

雨天決行飫肥行き

2017-03-21 19:29:04 | 日記
昨日からの雨が降り止まない中、日南の飫肥に行ってきました。
例によって父と二人です。



出掛けるときには近くのコンビニで父用に午後の紅茶の暖かいのとミックスサンド、私用にオニギリと濃いお茶というなんだか逆な感じの朝食を買い込んで、食べながら出発します。
パスタ、ピザ、ドリアなど喜んで食べる94歳です。



少し早かったせいか、益城から松橋にかけての渋滞もなく、快調!と喜んでいるとトイレに行きたい。おいおい、今さっき行っただろうと思いながら最寄りのPAに入るという、いつものドタバタもありつつ、かなりの本降りのなか宮崎方面に向かいます。



宮崎道に入った辺りから雨も小降りとなりましたが、楽しみにしていた霧島山や韓国岳などの霧島連山は霧でおおわれて殆ど見られません。
田野ICで高速を降り、県道などを約30km走り飫肥に着きました。

駐車場の周りの石垣がなかなか素敵です。



駐車場から飫肥城までの間にある案内所や土産物屋や食堂などは、昔父が訪れたときには無かったそうです。
飫肥が有名になり訪れる人が増えたため、受け入れ体制も整いそれなりに賑やかになっていますが、 父からすると昔のなにもない飫肥城周辺の方が印象的だったようで、ちょっと残念そうでした。








九州には飫肥以外にも杵築、佐伯など古い街並みが残っている場所が数多くあるようなので、今後少しづつ訪ね歩いてみたいと思います。
土産物屋で揚げたての飫肥天を買い日南海岸に向かいます。



飫肥がイメージと違い残念そうな父でしたが、日南海岸は 想像以上に良かったようで、身を乗り出して眺めていました。


確かにダイナミックで開放感に溢れていますね!ハワイまでは海しかないんですから(笑)
父はしきりに海水浴シーズンには賑わうだろうなあ、この辺の家は民宿も兼ねてるのかな、予約は今頃から入れるんだろうか?等とかなりピントはずれの心配ばかりしていました。



その後道沿いの何となくレトロな食堂で昼食を食べた後、強まった風のなか熊本に帰りました。


ミニオフ会in南阿蘇続き

2017-03-19 17:39:01 | 車中泊
電気毛布のお陰で薄手の毛布一枚で快適に寝ることができました。
外気温は明け方で3℃位でしょうか?
ただし以前から気になっていて、ある程度対策を施したFFヒーターの燃料ポンプの作動音は、かなり小さくなったもののやはり時々気になるレベルで、更なる対策が必要だと感じました。
デッドニング用のシートを張り付けてみましたが、さらに寝室と荷室の間の開口部に防音材を嵌め込もうかな等と考えています。
キャンピングカーは普通車と比べて完成度が低い面が多々あるので、それをひとつづつクリアしていって快適にしていくことが必要だと考えています。そして手を加えた痕跡をできるだけ残さないようにしたいとも思います。



昨夜の夕食時から振りだした雨は夜中まで続いたようで、朝は止んでいたのでひょっとしてアレが見られるんじゃないかな?と思って山の方を眺めましたが、一面の霧でした。
しかし間もなくアレが現れましたよ。


雲海ですね。見たのはこれで2回目ですが今回のは形を目まぐるしく変えて1時間後には跡形もなく消え去りました。



キャンプ風景です。
寝るのは車のなかというキャンパーの風上にもおけない我々ですね。





昼御飯を食べた後皆さんと別れ、私は高森の月廻り温泉に行ってみました。
高森町のはずれにあり、根子岳の麓というなかなかのロケーションです。
浴槽の真正面に根子岳が聳え立っており、無粋なフェンスもないので素晴らしい眺めを楽しむことができました。
ただ、泉質はアルカリ単純泉ということですがとろみは僅かでちょっともの足りません。湯温は温めでゆったり山を眺めるのには向いています。
残念なのは更衣室にトイレの匂いが漂っていることで、湯上がり気分が台無しです。


何はともあれ楽しい2日間が過ぎました。いろんなしがらみを忘れてゆったり過ごすことができる友人達に感謝したいと思います。
さあ、次はいつどこに行くのでしょうか?