野々湯温泉

昨年の夏にキャンピングカー繋がりの友人二人(キャン友)とミニオフ会として、鹿児島県霧島市の野々湯温泉で車中泊を行いました。


かなり前のことなので記憶も危うくなりつつありますが、とても楽しかったので思い出しながら書いてみます。


野々湯温泉は私のカテゴリーからすると秘湯系ということになります。
熊本インターから南下し栗野インターで降り、そこから約30分位で到着します。標高は約700mあり、暑かった昨年の夏でしたが20から25℃と大変快適でした。


泉質は霧島特有の硫黄泉で辺りには硫黄の臭いが漂い、風呂の他に蒸気で食品を蒸して食べるための場所もあります。


内風呂は岩風呂で湯口には硫黄やその他の析出物が大量にこびりつき雰囲気を盛り上げます。
ふと外を見ると、ウッドデッキの端に家庭用のユニットバスの古いのが置かれていて、そこにパイプからお湯が大量に注ぎ込まれています。
なんと、それが露天風呂だったのです。
そこに入って空を見上げると、ハトやムクドリの群れが飛んでいるのが見えるのですが、同時にそれらの風切音がビックリするほど鮮明に聴こえました。


敷地の一角には電源付きのオートキャンプ場があり、いつものごとく楽しい時間を過ごすことができました。
ミニオフ会は大体月に１回開催しており、今後その様子もアップ出来ればと思います。


それまで温泉にはさほど興味はなかったのですが、あの硫黄の匂いを嗅いでから自分のなかでなにかが目を覚ましたようで、それが今の温泉行脚に繋がっているのだと思われます。