遊びをせんとや生まれけん

キャンピングカーGTで車中泊したり温泉巡りしています。

八代 松浜軒(しょうひんけん)

2017-05-30 20:31:07 | 旅行
父が八代の松浜軒の花菖蒲を見たいというので、朝から出かけました。


私は八代には1回しか行ったことがなく土地勘もありませんが、その1回の時松浜軒の側を通った記憶がありました。
由緒ありそうな建物と植え込みが印象に残っています。



由来は上の写真の通りです。






今は八代城跡の近くの街中にありますが、昔は海がすぐ側まで迫っており、松が多く自生していたことから松浜軒の名がつけられたそうです。
こういう話を聞くたびにタイムスリップしてその時代に戻り、実際に目にすることが出来たらと思います。



菖蒲を見せるための庭園ではないのでギッシリ植えられているわけではなく、あくまで庭のひとつの構成要因として咲いているようです。








お茶の提供もあります。抹茶お菓子付き300円で、庭を眺めながら頂きました。

建物のガラスは少し歪んで見える古いものでした。



今日は気温32℃と夏のような日でしたが、邸内は大きな木に囲まれ涼しい風が吹き抜ける気持ちのいい場所でした。


松浜軒の他にもうひとつ今日の目的があり、それは名産の塩トマトを購入することでしたが、産直市場に行ったところ直前で売り切れたとのことでした。

小国周辺へ 続き

2017-05-29 23:17:24 | 旅行
池山水源をあとにして、本日最初の温泉である黒川温泉の耕きちの湯へ向かいます。
黒川温泉ではありますが東側のはずれにあり、観光地の喧騒といったものとは無縁です。






木立に囲まれた中に建物があり、暑い日ではありますが爽やかな風が吹き抜けていきます。
微かに川の流れる音がきこえてきますがとても静かな場所です。
家族風呂からは川が見えるそうですが、内風呂からは見えません。
時間が早いこともあって私の他には誰もおらず貸し切り状態でした。



中には浴槽が2つあり洗い場の他に脱衣所も同じ場所にあります。これ昔ながらの造りなんでしょうか?
建物のほぼすべてが木造で、浴槽だけがコンクリートのようです。











何一つ目障りなものがない、心地よい空間。
泉質は硫黄泉で強烈ではないけれどしっかりにおいます。
2つの浴槽は片方が熱め、もう片方はそれより少しぬるめです。
真ん中に張り渡された丸太は頭を持たれかけさせるためのものかと思われますが、あと10cm低ければ心地好かったかな。
まあこれは体格次第ですね。


薄水色の濁り湯に浸かり、開け放った窓から時おり吹き込んでくる風を顔に受け、まさに至福の時を過ごすことが出来ました。
今まで入った温泉のなかで間違いなく第1位でした。
次回は家族風呂に入ってみたいと思います。



次は小国の北にある山川温泉ですが、その前に小国の道の駅に。
GWにAさんと訪れた際、私がカバンを置き忘れ、それを保管していただき大変心配をかけた(取りに戻ったとき店の外で心配そうに見ていた)ジャージーソフト屋さんにお礼を言いに行きました。
これも今回の旅の大事なミッションです。
店の奥さんは覚えてくれていて色々お話することができ、改めてお礼もお伝えできホッとしました。
ここの道の駅は全体的なオペレーションが行き届いてない感じがしますが、ソフト屋さんはとても温かく、居心地がいいのです。


さて、山川温泉ですが、岳の湯の一筋南にあり泉質は硫黄泉。
付近には旧国鉄の宮原(みやのはる)線のアーチ橋もいくつか見えます。





ここへ来た目的は山川温泉共同浴場です。






まさに共同浴場といった風情が周りの自然と溶けあっていますね。
先客がおられたのでなかの写真はありません。
硫黄泉で湯の華が漂っていました。
ここのお湯は透明で硫黄の香りも少な目です。
先客の方はご夫婦で温泉巡り、それもここのような鄙びた共同浴場を主に訪ねているそうです。



風呂から上がるとちょうど昼時だったので、岳の湯のそばの蒸鶏工房白地商店さんで昼食です。
ここはキャン友Aさん絶賛の店で、これも今回のミッションでした。
山菜の天ぷらも頼んでみました。




メインはもちろん蒸し鶏ですが、その他のオカズ類も丁寧に作ってあり、1,000円はとてもリーズナブルです。メインの蒸し鶏は大変柔らかくシューシーで満足しました。
鶏には味噌ベースと思われるタレがかかっていましたが、鶏自体が良いので何か他のアッサリした味付けで食べてみたい気もちょっとしましたね。

店の裏に自噴の源泉がありました。



この時点で温泉的にも胃袋的にも満腹で、もういいかなとも思ったのですが、せっかく来たのだからと意地汚い考えもあり、ラストで近くの豊礼の湯に行ってみました。








ここには地獄蒸しの設備があり、平日にも関わらず多くの人が卵や野菜を蒸して外にあるテーブルを囲んで食事をしていました。
どうも肉や魚はNGのようです。
立ち寄り湯は露天のみで、涌蓋山がよく見える素晴らしいロケーション。
青い濁り湯がここの売りで、写真を見ると青く写っているんですが、実際には白濁に見えました。



先客の方がふたりいましたが、両方とも熊本市内からで、あちこちの温泉の話で盛り上がり、楽しい時間を過ごすことが出来ました。
しかしさすがに3湯目ともなると暑さもあり、ぐったりしてきたので、収穫の多かった今回の温泉紀行もこれにて打ち止め。
帰りは黒川までファームロードを通りR442 R212 ミルクロード R57で帰宅しました。



小国周辺へ

2017-05-29 21:04:30 | 旅行
RVパークB&B阿蘇で気持ちよく目を覚まし、コーヒーをいれ昨日買っておいたパンを食べます。
非常用のご飯やラーメンもあったので、そっちでもよかったかもしれませんでしたが、やっぱり朝はパンかな。




料金を支払い(1泊2,000円電源込み)出発です。
途中あちこちに立ち寄りながら温泉に向かいます。
内牧の町を抜け、外輪山を登って、着いたのは大観峰です。
何十回も側を通ったにも関わらず、訪れたのは初めてでした。
父と一緒だと、結構歩かなければならないここはつい寄らずに通過するんですね。


景色はまあ予想通り。靄がかかっていなければ感動的でしょう。





遠くにはこれから向かう涌蓋山を始め久住の山々が霞んで見えます。
涌蓋山は姿が美しく私のお気に入りです。



展望所に行く途中近くでカッコウが鳴いているなと思うまもなく、すぐ近くの電線に1羽止まり、これは撮影しなくては!と思った瞬間に慌てて飛び去りました。
警戒心の強い鳥なのでさぞビックリしたことでしょう。
なかなか見る機会のない鳥を間近で見ることができてラッキーでした。
カッコウの他にホトトギスの声も聞こえてきますが、こっちはさらに見ることが困難です。



さて、時間もいいので次に行くつもりの耕吉の湯を目指しますが、ふと途中にある池山水源に立ち寄ることにしました。阿蘇周辺には数多くの湧水がありますが、ここもその一つで以前に何度か来たことがあります。








水の味と言えば塩素臭がするかしないか位しかわからない私ではありますが、以前にここの水を飲んだとき「ああ、美味しい!何か甘い!」と思ったのです。
そこで車に備え付けの貯水用ポリタンクの水を入れ換えるために立ち寄った訳です。



それまで積んでいたのは昨年の夏に上益城郡の吉無田高原で汲んだ水ですが、未だにぬめりも出ず濁ってもいません。
水道水ならほんの数週間で腐るんですが、これは一体どういうメカニズムなんでしょうね?
ただ、あまりにも時間が経過したので今回入れ替えを実施しました。
汲むための場所も用意されているので汚れたり濡れたりすることもなくあっという間に終わりです。
ついでに備え付けの柄杓で飲んでみましたが、やはり柔らかでおいしい水です。
写真にある水源周辺で飲んでみると一口目の最初にフワッと鼻を抜けていくものがあり、ここ特有の味となっているのかもしれません。


長くなりそうなので一旦ここで区切ります。

内牧へ

2017-05-29 04:40:05 | 車中泊
昨夜は家事を終えたあと、ひとりで暗くなりかかったミルクロードを越えて内牧へ向かいました。
昨年2回ほどお世話になったRVパークB&B阿蘇に宿泊するためです。
今日の朝、昼食は用意して段取りをボードに書いて父に渡してあります。
これくらいであればひとりでできるので、まあこうして出掛けられるわけです。


RVパークに予約の電話を入れたところ、あいにくオーナ夫妻は北海道旅行中とのことで不在でしたが、娘さんが対応してくださいました。
もう1ヶ月以上キャンピングカーで旅行されているとのこと。
理想的なリタイア後の過ごし方をなさっているようですね。


ここは地元のキャンピングカーのビルダーさんからの紹介で昨年オープン前に利用しましたが、とにかくスタッフの皆さんの対応が温かく、豪華ではないけれど設備も整っており、居心地のよい場所です。
阿蘇山と外輪山に挟まれた盆地の中にあり、のんびりゆったり過ごすことができます。
最初に来たときは農家の庭先に迷い混んだかな?と思いましたが(笑)





今朝の様子です。
南には阿蘇五岳、北には外輪山が見えています。
雲海が出ているようなら急いで大観峰まで行こうと思っていましたが、残念ながらその気配はありませんでした。


昨夜はRVパークに着く前に、今回のソロ紀行の目的でもある若干ディープな温泉に入ってみるというテーマをクリアすべく、内牧温泉の大阿蘇旅館に行ってみました。
大きな旅館の立ち寄り湯ではなく、地元の方が利用する共同浴場ですね。

正面玄関は夜で上手く写真が撮れなかったのでHPからお借りしました。







このように浴槽も洗い場もひとつで、決して豪華でも綺麗でもありませんが、長い間地元の人たちに愛され続けてきた歴史を十分に感じとることができます。
窓にはヤモリくん達も張り付いていて雰囲気はいやがうえにも盛り上がりますねえ!


少し塩分を感じるお湯は緑がかっていて薄く濁っています。
私にとってはかなり熱め(43~4℃かな)ですが、なぜか入ることができました。
長湯はできませんけどね。
料金は200円で入る前に料金箱にいれるシステムですがよくわからず、先に入っていた地元の方にお聞きして、出るときに支払いました。
このような解りにくさも共同浴場ならではで、逆にちょっと楽しかったりします。
このあたりはセルフの讃岐うどん店巡りと同じ感覚です。



古い温泉地の共同浴場を十分に楽しんで幸先のよいスタートを切ることができたようです。

豆田の町並み

2017-05-23 23:36:41 | 旅行
今日は(5月23日)私の発案で小国からR212を通って日田市へ行ってきました。
このルートはまだ通ったことがなく、途中には杖立温泉もあることから、下見も兼ねて行ってみることに。


杖立温泉の手前にある観音岩温泉は国道から見ると杖立川の対岸にあり、崖にへばりつくように温泉(家族風呂)や食堂が作られています。
立派な温泉宿よりこのような野性味あるものが好きな私としては、今後訪れでみたい場所のひとつで、今回側を通って実際に見ることが出来たので少なからず満足感がありました。

写真を撮るタイミングを逸したのでHPよりお借りしました。


R212は杖立温泉を過ぎた辺りから崖の上を走るスリリングな道となり、初めて通るものとしては十分楽しめました。
このルートは水辺ということもあり、やはり秋に紅葉を楽しみながら走ってみたいですね。


日田へは思ったより早く着きました。
思いつきで来たので豆田の町並みのイメージが湧かず、どうしたものかと思っていましたが、たまたま目の前に無料のパーキングがあったので(西駐車場) 無事駐車が出来ました。


駐車場前の小鹿田焼のお店の店先に日田町歩きマップ(無料の!)があったのでありがたく利用させていただきました。





このマップを読むと、日田が古くから交通の要衝として栄え、その影響で非常に懐の深い魅力的な町であることがわかります。
このようなことをほとんど知らなかったので、今後季節ごとに訪れてみるつもりです。
日田焼きそばもありますし、鰻も美味しそう!


5月とは思えない暑い日だったので、ひとまずカフェで休憩します。

静かでさりげなくお洒落な「アラスカンカフェ」
ガラス窓の外を歩き回るアリまで景色の一部に見えました(笑)
コーヒーは、これもお洒落なのか単に薄いのか私には判断がつかず。でもお店の雰囲気に合っていたのは確かでした。











昨年訪れた郡上八幡に似た感じですね。



あまりに暑かったので父の体調も考慮し、早めに切り上げ次の目的地へ向かいます。
次回は秋になってからでしょうね。



次は日田から比較的近い慈恩の滝です。
ここは何度か来ていますが、滝の迫力もあり、国道から近く、隣にきれいな道の駅があり、滝を見ながら蕎麦も食べられるという私のお気に入りの場所です。









私が辛味おろし蕎麦、父がざる蕎麦。
滝を見ながらいただく蕎麦は素敵で満足しました。
一緒に頼んだとり天はサクサクフワフワで、さすが本場の味だと思いました。




食事を終えて外に出ると、ちょうど「ゆふいんの森号」が通るところで、滝を眺めるために徐行運転をしていました。
昨年ここに来たときには「ななつぼし」が差し掛かり、やはり徐行運転でした。


暑かったのであまり欲張らず、R387で 小国を通って帰りました。
次回は一体どこに行くことになるのでしょう。