健康診断とは、普通は病気の早期発見のためとされる。
この為に大体年に一度の検診をさせられる。
だがこの「健康診断」というものは、このように病気の早期発見ではあっても、ほんのちょっとした異常でも病人に指定されてしまう。そして更に精密検査、これも高価な診断機械を駆使して行われる。
こうして病人に仕立て上げられると、今度は病院通いとなる。
この為に「医療保険」は破綻へと向かい、これに是正のためにと「社会保障と税の一体改革」となり「消費税増税」基盤が整えられてくる。
ところが我々が健康で過ごすために必要としなければならない「食生活」や「生活態度」に対しては、例えばテレビでは「食のイベント」とか「美味いもの紹介」などと偏食奨励をし、その上さらに「テレ日ぞを見ながら間食」をさせる。この間食も、寝転びながらテレビを見ながらの間食になる。
こうなると姿勢が悪くなるだけでなく、運動不足にもなる。
それる「景気拡大、経済成長」の掛け声のもとに「車社会」になっているために、ますます運動不足が増し、「生活習慣病」が蔓延する。
そして病院へ行き、「健康診断」となる。
病院としても、こうした患者の要求にこたえて利益を上げなければならない。それは何のためかというと、効果の「検査器具の償還資金」のためである。
言わば医療費が増えるのは、この検査器具の償還費用に充てるためだともいえる。
だが悲しいかな、我々は以上があるといわれると、治療を受けたくなる。
自分の生活態度は反省せずに、死にたくないからだ。
だが人間は、いつかは死んでいく。