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新生V·ファーレン長崎U-15の船出▪U-15長崎県FAリーグ1部 第7節

2022-03-17 21:00:00 | V・ファーレンU-15

高円宮杯JFA U-15サッカー長崎県FAリーグ1部第7節が12日に田中町の県スポーツ協会人工芝グラウンドで開催され、悲願の九州リーグ昇格を目指すV·ファーレン長崎U-15はキックスを8-0で破り5連勝(1、2節は延期)を飾りました。

この県リーグで優勝し、さらに九州各県リーグチャレンジ大会(昇格プレーオフ)を勝ち抜いて九州リーグ昇格が叶うわけですが、V·ファーレンは2017年(五月田星矢選手が主将の代)に一度九州リーグを戦ってから(参照)以降は県リーグでの戦いが続いています。

九州リーグはU-15の代では最高のリーグで、昇格するだけでなくそこに居続けることが高いレベルを維持するために必要になります。

昨年もあと一歩のところで昇格には届かず(参照)。

今年はアカデミー体制が刷新され、U-15も監督コーチ陣が交代しました(参照)。この時点でも、さらなる強化をという意図が感じられ、実際試合を見るのを楽しみにしていました。



前半は立ち上がりから前から来るというよりはミドルゾーンにブロックを敷くキックスの守備を崩すのにやや時間が要しますが、右サイドのポケットを取った11池田一甥太のキックがGKをかすめてゴールイン。先制すると、主将8上戸涼生がフリーキックを左足で直接決めて追加点。さらに10岩永大翔のスルーパスに抜け出した9大山星七が決めて3-0で前半終了。



後半の立ち上がりは疲労もあってかややトーンダウンしたように見えましたが、選手交代をどんどん行う中でリズムを取り戻し、5大束誠人が4点目を決めると、9大山のハットトリックとなる2ゴールと、11池田、6村田壮優の加点で8-0。

大勝となりました。


様々な点に変化が見られました。

まずは基本布陣。

4-4-2は変わらず。キャプテンマークの8上戸を初め、昨年からレギュラーで出場していた原、大山、池田ら3年生が引っ張り、2年生の鳥越、村田、岩永が抜擢されていいバランス。

戦術や戦略の部分で変わった点はどこか。大きく分けて3つ。

①ビルドアップ
SB→SHのようにサイドから前進するのが基本だった昨年までですが、ボランチ(8上戸·10岩永)が受けて前進するパターンが中心となっていました。ここ数年はその選択肢がほぼ捨てられており、サイドに追い込まれて奪われてFWに蹴るしかなくなる状況も多かったところに選択肢が増えました。

②前線からのプレッシング
昨年まではミドルゾーンでブロックを作ってサイドに追い込んで刈り取るという守備でしたが、この試合は高いラインで前から奪いに行っているように見えました。間延びしないように後ろも前線の動きに付いていくことを徹底。これをやり続けるのは疲労の問題がありますが、少なくともこの試合では選手交代である程度対応。

③メンタリティー
8点取ってもゴールからボールを取って戻り「まだいくぞ!」の声。攻め勝つ意志とそれくらいでないと上のレベルではやれないという覚悟のようなものを感じました。やることも明確なのか、プレーにも迷いが少なくチャレンジし続けようとする姿勢も。



まだ1試合見ただけなので断言するのは尚早かもしれませんが、昨年とは違うものを感じることが出来たので今後がまた楽しみになりました。

相手が変わったときにどんな顔を見せるのか注目したいと思います。


久しぶりにアカデミーの試合を見れてほっとしました


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