長崎ぺんぎん日和

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鍛冶屋町「 崇福寺 」▪ランタン見物の合間に歴史に触れてみる

2018-02-28 21:00:00 | 長崎ぶらぶら

長崎ランタンフェスティバル期間中に、崇福寺に来てみました。

特別にイベントが行われているわけではないのですが、通常入場料がかかるところ、期間中は17:00から21:00まで無料なのです。

わずかですが、ランタンも飾られています。

崇福寺は、1629年に唐僧の超然が創建。
最初は航海の神様である媽祖(まそ)様を祀る小堂でしたが、しだいに殿堂の整備が行われていったそうです。
中国福建省出身の人たちの菩提寺。



冒頭の崇福寺三門(国指定重要文化財)は、この寺のシンボルともいうべき存在ですね。
1849年に元々あった山門に代わって建てられました。
中国趣味が濃いデザインながら、すべて日本人で建てられたというのが面白いです。



こちらが国宝・第一峰門。

中国で加工し、唐船数隻で長崎に運び、1695年に建設。



この複雑な木組が「四手先三葉栱(よんてさきさんようきょう)」といわれるそうで、国内では類を見ないものだそうです。

確かにぱっと見ただけでも圧倒されました。




こちらが梵鐘。
1647年建造。



1682年に作られた大釜。
米穀不足救済のために作られたそうですが、本当に大きいですね。



媽祖門。
渡り廊下を兼ねたデザインもさることながら、媽祖堂の前に門があるというのも貴重だそうですね。



媽祖様。
ランタンフェスティバルでも「媽祖行列」があるように、中国文化を知る上では避けては通れないようですね。



国宝・大雄宝殿。
お釈迦様を本尊とします。
何高材の寄附により、中国で材料を加工し、唐船で運び、1646年に建設。
1階が中国様式、2階が和様式になっています。
長崎にあるもっとも古い建物だそうです。


ランタン見物の合間に歴史に触れるのもいいですね。

崇福寺では夏の終わりに中国盆の行事があり、賑わいます。
それにもそのうち行きたいですね。