1月21日(日)、「令和5年度 長崎県高校新人大会 サッカー男子 2回戦」が開催され、そのうち佐世保市東部スポーツ広場の3試合を観戦しました。
1回戦の結果
長崎日大 7-0 佐世保南
諫早商業 3-2 長崎南
大村工業 1-0 瓊浦
鎮西学院 4-0 西海学園
諫早 13-0 五島·五島海陽
長崎北 2-1 島原商業
大村 1-0 佐世保北
長崎北陽台 6-2 佐世保西
鎮西学院 1(1-0/0-1/0-0/0-0/PK3-1)1 長崎南山
得点者
33分 OG(鎮西)
70分(後半35分)+2分 重松 遥良(南山)
シードの南山と1回戦に勝利した鎮西の県リーグ1部(2024)同士の対戦はPK戦の末に鎮西の勝利。
8分の鎮西。FW8松尾琉生(2年/ジュラーレ)が収め、FW14辻丸晴統(1年/スネイル)が左サイドのMF19福吉康生(2年/キックス)の左足シュートはバーの上。19福吉は左利きらしく、セットプレーのキッカーも務めていました。
鎮西は8松尾、14辻丸の2トップに収まり、サイドに展開してフィニッシュに近いところまで行けていました。
ただ、南山も14分に右サイドMF11副島琉叶(1年/長崎ドリーム)のクロスから数回のシュートに持ち込むも、全て鎮西DFがブロック。
流れとしてはやはり鎮西がセカンドボール回収からペナルティエリア付近まで行けている前半。そこからは個での仕掛けが多い印象。
26分、鎮西。ドリブルでポケットを取った14辻丸がシュートは鎮西GK1戸田遥大(2年/セレージャ)がセーブ。
31分、南山。11副島のドリブルでの運びからFW14喜田陽人(2年/長崎ドリーム)が抜け出してシュートも、鎮西DF2入江瑛達(1年/雲仙エスティオール)がブロック。
そして33分、鎮西が先制。コーナーキックを14辻丸がヘディングで逸らしたボールが南山の選手に当たりゴールイン。1-0。
後半、南山が後ろから繋ぎ始めてボールを支配。地上で縦に入れて繋ごうすると、鎮西も潰せていましたが、南山の左サイドDF4森林恒志(2年/長崎南山中)やMF7宮之原翔(長崎南山中)が斜めに入れた長いボールは効果的な前進になっており、そこからサイドからクロスに繋げます。
12分、鎮西もカウンター。MF10川畑優翔(2年/Verslien)から裏へのボールに8松尾が抜け出しGKと1対1で浮かしたシュートは惜しくも外れます。
南山押し気味ながら、鎮西逃げ切るかと思われた後半アディショナルタイム。途中出場MF20洲崎來輝(1年/琴海中)のクロスを途中出場FW9重松遥良(2年/長崎南山中)がヘディングで決めて同点。
延長へ。
延長戦は南山が勢いそのままにボールを支配。ただ、なかなかいいクロスを上げさせてもらえず、鎮西も10川畑の惜しい直接フリーキックがあったものの、決まらず。そしてPK戦へ。
PK戦は互いのGK、鎮西の1戸田、南山の12山口大翔(2年/長崎南山中)が2本ずつストップする活躍。しかし、3本決めた鎮西が勝利し、準々決勝進出。
大村 2(0-1/1-0/1-0/0-0)1 海星
得点者
4分 橋本 朝陽(海星)
42分(後7分) 髙栁 大佑(大村)
75分(延前5分) 原村 虎太朗(大村)
立ち上がりから海星がセカンドボール回収から押し気味に試合を進めます。
4分、海星先制。左サイドからゴール前に入ってきたMF7橋本(2年/Verslien)が胸トラップから右足で決めます。
その後もセカンドボールの争いが続き、取ってから繋ぎたい大村ですが、海星の激しい守備にあい、なかなか前進出来ず。海星は奪ったら、どんどんFWに入れていき、そこでまた奪い合いになるので中盤でバタバタした状態が続きます。 大村は時折、MF7髙栁(2年/スネイル)が単独突破をはかり、海星はスピードのあるFW11楠博有(2年/エクセデール長崎)かわ裏に抜け出す場面を作るも決定機にはならず。
後半、海星はエースFW10須田隼太(2年/雲仙アルディート)を投入し、さらに攻め立てようとします。
あまりチャンスがなかった大村が同点に。
後半7分、FW11平田勘介(1年/スネイル)が裏に抜け出したところをエリア内で倒されてPKの判定。これを7髙栁が決めて1-1。
16分、海星。左コーナーキックのサインプレーからクロスをMF16真鍋恵太(1年/海星中)のヘディングは惜しくも外れます。
その後も海星が押し気味に試合を進めるものの、大村も粘り強く守り、ゴールを許さない状況。
そして、そのまま1-1で延長戦へ。
そして、延長前半5分。大村8原村(1年/セレージャ)が左ペナ角辺りから不意を突いたミドルシュートを突き刺し、なんと逆転。
そのまま大村が守り切り、2-1で勝利。準々決勝進出。選手権ベスト4の海星がまさかの敗退となりました。
長崎日大 2(1-0/1-1)1 創成館
得点者
24分 末光 蓮史(日大)
61分(後26分) 田原 昊仁郎(創成)
70分+4分(後35分+4分) 池田 真絋(日大)
2回戦屈指の好カードは日大に軍配。
まず驚いたのが両キャプテンのポジション。創成のキャプテン5田原(2年/サガン鳥栖)は昨年までDFだったのがMFに。日大のキャプテン14大町璃史(2年/長崎ドリーム)はMFだったのがDFになっていたのが意外でした。
序盤は創成がセカンドボールを獲り、2トップが収めてサイドに展開し、攻め込む流れ。日大が後ろから繋ごうとするとボランチの5田原が前に出てハイプレス。これを嫌がってか、日大も繋がずにGKから蹴ってセカンドの争いになりますが、日大はなかなか前進出来ず。
ほぼ創成ペースに見えた24分の日大。ロングスローの流れからFW18末光(2年/長崎ドリーム)のシュートは決まらずも直後のスルーパスに抜け出した18末光が決めて先制。
28分には右サイドの崩しからゴール前MF10山口丞介(2年/キックス)のシュートは惜しくも外れます。
極端に流れが日大に向き、1-0で前半終了。だからサッカーはわかりませんね。
後半は創成が押し込みにかかりますが、なかなかゴール前には入れず、日大がセカンドボールを獲り押し返す展開。
一進一退の中、26分、創成が左サイドに展開し、仕掛けからポケット付近で倒されてPK。これを5田原が決めて同点。
このまま延長戦かと思われたアディショナルタイム4分、日大のコーナーキックを収めた創成がカウンターを仕掛けますが、それを跳ね返し、収めた日大18末光が左のスペースに浮き球パス。抜け出したMF8池田(2年/スネイル)が飛び出したGKをかわして左足で流し込み、劇的な勝ち越しゴール。
そのまま笛が吹かれて2-1で日大が勝利し、準々決勝進出。エキサイティングな試合でした。
[2回戦結果]
長崎日大 2-1 創成館
諫早商業 3-0 佐世保工業
九州文化学園 4-0 大村工業
鎮西学院 1(PK3-1)1 長崎南山
長崎総大附 2-0 諫早
佐世保実業 3-2 長崎北
大村 2-1 海星
国見 3-0 長崎北陽台
[準々決勝対戦カード]
長崎日大 - 諫早商業
九州文化学園 - 鎮西学院
長崎総大附 - 佐世保実業