星を数えながら

日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など
小さくても星のようにキラリ☆光ることを
分かち合えればいいなぁ。

事実≠真実

2007年12月13日 08時54分11秒 | 考えたこと
テレビで何人かの弁護士が登場して、
いろいろな件について各弁護士の見解を聞く番組がある。
日曜日の夜に私が好んで見ていると、
「そんな下品な番組を見ないで・・・」という
鋭い妻の視線を痛く感じている。

「いやぁ、あの司会者の切りかえし、頭の回転早いなぁ」
と少し違う視点の感想を言うと、結局妻も一緒に見るようになった。
私が日曜日の晩、出かけて遅く帰る時も、
今では1人で見ているようだ!

その番組は面白おかしく進んでいるが、
不思議だなぁと思うことは、同じ案件を
同じ法律に則っているのに、それぞれ違った見解が示されることだ。

ベテラン弁護士の間でも見解が違う。
まして本当の裁判であれば、検事の見解も違う。
そして裁判官も一審と二審では、判決が全く違うこともある。

「事実≠真実」なのだろう。
全く同じ場所にいて、同じ経験をしていても、
感じ方やとらえ方が違ったりするものである。
各人にとってそれは事実なのだが、
しかし全体を完全にとらえているわけではないので、
真実ではないのである。
ましてや噂や陰口を事実のように信じ込んでしまうのは、
とても恐ろしいことなのだろう。

私が見たり、聞いたり、感じたりすること、
それは確かに事実ではあるが、真実とはならない、
そう思っている人は謙虚で、また信頼に足る人であろう。

全ての真実は、真実な神がご存知であり、
真実な神に人は全てを委ねていけば良いのだろう。