星を数えながら

日々の出来事や感じたこと、聖書の言葉など
小さくても星のようにキラリ☆光ることを
分かち合えればいいなぁ。

9円

2007年12月12日 07時30分37秒 | 日常の出来事
我が妻は携帯を不携帯していることが多く、
携帯に連絡をしても捕まらない。
後で履歴を見てかけ直していることがよくある。

その履歴に、登録していない東京からの電話番号があり、
留守電にも何やら女性の声が入っていたそうだが、
聞き取る前に誤って削除してしまったそうだ。
妻は私に内緒で、時々いろいろな懸賞に応募をしているらしく、
内心、「何かが当たったのでは!」と思っていたようだ。

そして先日、同じ番号から電話がかかってきて、
今度は携帯に出ることができたそうだ。
そして話しを聞いてみると、懸賞が当たったという電話ではなく、
いつも買い物をしているスーパー(チェーン店)からの電話だったそうだ。

妻はスーパーで現金支払いだが、
ポイントの貯まるカードを使っているようで、
それゆえに登録している携帯番号に電話してきたようだ。

どうやらいつぞやの買い物でネギを買った際、
レジの方の間違いで「9円」多めに支払っていたようだ。
そのことを詫びられ、そしてその「9円」を
どのようにして返却しましょうか、と問われたという。

さすがに細かい妻も900円なら考えるけれど、
9円ゆえに「結構ですよ。お任せしますので」と言ったそうだ。
するとその女性は「それではお体の不自由な方のための
寄付金に使わせて頂いてもよろしいでしょうか?」と言われた。
もちろん断る理由もなく、「はい、どうぞ」との返事をしたそうだ。

最近は、有名な業者や小売店が
産地や消費期限の偽造・偽装問題で告発されている。
そういうことがあるからだろうか、
たった9円だったとしても、スーパーの真摯な姿勢に感心した。
(携帯にかける電話代の方が何倍もしたであろうに)