星を数えながら

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小さくても星のようにキラリ☆光ることを
分かち合えればいいなぁ。

嫌われても

2007年12月11日 11時07分02秒 | TV・CM・ニュース
私はお酒をたしなむことはないけれど、
お酒の「白鶴」のCM、何だか「いいなぁ」と思っている。

同窓会らしい席で、教え子が恩師らしき先生にお酒を酌む。
そして「先生、俺、先生のことが嫌いでした」と述べる。
後ろの方では、かつての同級生たちが楽しそうにしているが、
その言葉を聞いた恩師は、ひと時、固まっているかのように見える。

しかしその教え子は、続けてこう述べた、
「だから、俺も嫌われる教師になろうと思います」。
教室で1人、机に座って肩を落としている先生になった教え子の姿が、
回想シーンとして流れる。

場面が戻り、さっきとは違う意味で静かな一瞬が訪れ、
恩師は教え子の言葉と一緒に味わうようにお酒を1口のみ、
そして教え子にお酒を酌む。

「表情のみで複雑な心境の変化を表現している
 先生役塩見三省さんの熟練の演技にご注目ください」と
HPで紹介されいるが、確かに見事な演技だと思う。

人は出来れば好かれたいし、よく思われたいというのが本音だろう。
しかしたとえ嫌われても、相手の感情を害することがあっても、
それでも伝えないといけないこと、譲ってはいけないことがある。

「KY」とは、空気が読めないということらしい。
ムードや雰囲気が大事にされる風潮を象徴した言葉かもしれない。
ご機嫌をとったり、へつらったり、流されたりすることなく、
大事なことを大事なこととしていくことの大切さを思う。